2012年 100km Walk
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◆佐藤 修一(岡山政経塾 10期生・ゼッケン:9)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 2012年5月15日
「再スタート」
昨年私は岡山政経塾10期生のカリキュラムとして、三つの目標をもって100キロ歩行に挑戦しました。
無事完歩できましたが、それは達成感だけでは決してありませんでした。応援やサポートをしてくださる方々、そして私を引っ張って歩いてくれた藤井美子に、感謝の気持ちが溢れ、また人の大切さ、存在の大きさを再認識させられた不思議な体験でした。
今年サポートにまわることが当然だとは解っていましたが、どうしても歩きたかった理由がありました。それは自分が弱い人間だからです。岡山政経塾に入塾し、学びと成長の1年でした。しかし卒塾と同時にそのままずるずると過去のような自分に戻るのではないか?決して過去の自分を否定しているのではなく、学びの1年が充実し、人として生きている実感が湧いた、そんな1年だったからです。
この気持ちを後退させるわけにはいかない。甘えたくない。
そして100キロ歩行に私の呼びかけで参加する仲間6名と同じ舞台に立ち、みんなでゴールの喜びを分かち合いたい。
この二つの理由で今回チャレンジャーとして参加しました。
ただサポートとしても活動したかったので、「早くゴールし、みんなのサポートをする」これも目標の一つでした。
曇りだったスタートから日差しが厳しくなり、物の準備ができていなっかった事を実感させられた前半50キロ、帽子もかぶらず、半袖で挑戦した事に早くも後悔を感じていました。このレポートを書いている現在も腫れあがった腕と顔の痛みにもがいております。
去年も感じた70キロ地点からの体の変調。急に膝やら脛やらが痛くなる。その激痛により、潰れた足のまめの痛みが感じなくなるほど。

1キロ歩くのがこんなにも長く感じるのかと歩く気持ちが減退する80キロ地点。
あと10キロ歩けば90キロ地点から10期の仲間がサポートとして待っている。これがどんなに支えになったことか。
90キロ地点から10期の仲間の顔と応援のおかげでゴールまで自然と力が湧いてきた。チャレンジャーも大変だが、朝早くからチャレンジャー以上に大変なサポーターの方々の存在、ゴールが終わりではない事、私にはまだ仕事が残っている事を再認識しました。
ゴールまであと2キロ、クレド岡山の誘導ポイントを確認し、自分がここでサポートをする決心とここからゴールまで歩くチャレンジャーの気持ちを刻み込みながらゴールに向かいました。
ゴールした後、クレド岡山前の誘導ポイントに到着。練習会で一緒だった皆や、足を引きずりながら歩いてくるチャレンジャーに元気をもらい、そしてそれ以上の元気が与えられるようにゴールへ誘導しました。この時、来年はサポートに徹する決意が固まりました。
100キロ歩行参加へ私が導いた6名、残る最後の竹田さんと一緒にもう一度後楽園のゴールに向かいました。
ゴール前の橋からすでにゴールしたチャレンジャーの拍手と声援に迎えられ感動のゴール。夜中の静かなゴールを体験した私は少し嫉妬。
24時間以内に100キロ完歩が目的、決して早さではない。100キロ歩行を最大に楽しむ方法を見つけた瞬間でもありました。
今回たくさんの方から「ありがとう」の言葉を頂きました。この100キロ歩行に導いた6名からも。こんなにもつらい経験をさせたのに。僕も昨年同じ体験をしたのでこの長い一日が、凄く満たされた一日となりました。
またこの「ありがとう」の輪が広がり岡山が良く変わっていくことを確信できたそんな一日でありました。
サポートの皆様、チャレンジャーの皆様、この100キロ歩行開催にご尽力頂いた皆様、ありがとうございました。
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