2012年 100km Walk

 
◆兒山 智美(一般参加・ゼッケン:148)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月19日
「24時間100km歩行への挑戦!!」




今回24時間100km歩行へ参加を決めたのは感謝の気持ちや今の自分を見直すチャンスだと思い参加を決意しました。
参加を決意してからも実感が無く時間だけが過ぎて行きました。
下見会に参加した時このコースを本当に歩けるのか!?不安になりました。
そこから気持ちが焦り練習会へ参加するようにしたり日々の仕事の中でも下半身に筋肉をつける為、意識して動くようになりました。
本番が近づくにつれ職場の仲間に「頑張っておいでな!!」って声を掛けてもらって私は絶対に完歩する気持ちで本番をむかえました。
後楽園をスタートし20kmCPまでチャレンジャーの仲間達と笑いながら話をしながら順調に歩けました。
20km地点を過ぎたぐらいから右足付根に違和感を感じ歩きました。
でも気持ち的にも体的にもまだ行けるほどの元気がありました。
途中、自転車へ乗った子供達から「頑張って下さい。」の言葉に感動しました。
途中、職場のトラックからサポーターである上司が「頑張れよー!!」と声を掛けてくれました。
まさかの出来事に言葉は返せなかったけど前に進むパワーをもらいました。
30kmのCP前で右ふくらはぎに痛みを感じマッサージをしてもらいましたが、この時はまだ行ける気持ちで歩きました。
30km−40kmまでは右ふくらはぎの痛みでペースダウンし職場の仲間に追い付かれました。

追い付いた仲間は皆「大丈夫か?」と心配してくれました。
仲間に付いて行こうと頑張ろうとしましたが足の痛みで、あっという間に姿が見えなくなりました。
40kmCPの備前体育館で仲間に追い付き休憩、職場から応援に駆けつけてくれていた後輩の子の顔を見て萎えていた気持ちが晴れました。
次の49kmCPはサポーターである上司が待機している事を知っていたので元気良く備前体育館を後にし上司に会える事を楽しみに9kmを歩けました。
伊里漁協手前で上司が車で巡回していた時、私を見つけ車から降りてきてくれ「いいペースで歩けているから焦らんでエエで!」と声を掛けてくれました。
嬉しくて泣きそうになったけど「よし!!」と自分に気合を入れ直し伊里漁協を目指しました。
伊里漁協では炊き出しで水餃子やおむすび、栄養ドリンク、そして恒例!?のゆでたまごメッセージ付き!!
メッセージは「大丈夫!大丈夫!」この後この言葉を何度も口に出して呪文のごとく唱えていました。
上司と後輩に励まされ出発!!次のCPを目指しました。
最初は順調にスタート出来ていたのに足の痛みがどんどん激しくなりペースダウンし閑谷緑地公園前の坂で何人もに抜かれ気持ちが落ちました。
ただ閑谷緑地公園に仕事が終わって駆けつけてくれた仲間が待ってくれていた事が励みになり頑張って歩く事が出来ました。
実は応援に駆けつけてくれたのは今回参加したかったけど仕事の都合上、参加出来なかった仲間だった!!
その仲間のためにも前に進まなければ!!歩かなくちゃ!!と強い気持ちを持って閑谷緑地公園を後にしました。
閑谷緑地公園から次のリバーサイドまでは長く過酷な時間がただ過ぎるばかり、いつになったらリバーサイドに辿り着けるのか…不安な気持ちを持ちながら倉敷の練習会で出逢った仲間とお互い励ましあいながら歩きました。
途中、車の中から応援に駆けつけてくれた仲間が声を掛けてくれ歩く活力になりました。

リバーサイドでリタイヤの対応を真横で聞いてしまったけど逆にそれが「絶対にリタイヤはしない!!何としてでも歩ききってみせる!!」と強く自分に言い聞かせれたと思います。
ただ強く言い聞かせていたのに次の低温倉庫のCPに行くまでの間、何度もこのままのペースだと時間内のゴールは難しいだろうと思うようになりました。
そんな中、仲間のゴールの知らせを受けました。
純粋に仲間のゴールを喜びましたが自分のゴールは24時間以内には難しいであろう気持ちが大きくなる一方でした。
低温倉庫のCPで残り時間5時間弱。
残り歩行距離20km…間に合わない…諦めの気持ちが大きくなり残りの時間を歩く為にストレッチ休憩をしていた時サポーターの上司から1本の連絡が!!
「タイムアップで来年もう1回な!」と言われ目が覚めました!!
直ぐに立ち上がりサポーターの方々に「絶対ゴールします!!」と宣言し80kmCPを後にしました。
その後はがむしゃらに歩きました。10:00までにゴールする事を目指して!!
途中、何度も車からの応援に勇気をもらいペースアップ最後のCPまで約2時間で歩く事が出来、最後の10kmは途中からサポーターの上司が伴歩についてくれ本当に大きな力になりました。
最後は宮原さんが判歩に付いてくれ、ずっと横で励ましてくれました。
ゴール手前の橋では一緒にチャレンジャーとして参加した仲間が迎えに来てくれていた。

その姿が見えた時、痛みを忘れペースアップをし前に3人いたのを一気に抜かしゴールする事が出来ました。

この24時間100km歩行で学んだ事は人の大切さと、ありがたさです。
あと、やれば出来ると言う事。諦めない気持ち!!
「人は1人では生きていけない!1人では何も出来ない!」この事を痛感した2日間でした。
諦めかけた時も挫けた時もいつも仲間に励まされ頑張れたこの100km!!
あの時、諦めかけた気持ちに火をつけてもらえていなかったら完歩は出来ていませんでした。
応援がなければ歩けれませんでした。
職場から応援コメントを送ってくれた仲間、24時間サポートし続けてくれたサポーターの皆さん、一緒に頑張ったチャレンジャーの皆さん、色んな人の支えがあっての完歩です。
この貴重な体験を仕事やプライベートに活かしていき、感謝の気持ちや人のありがたさを忘れず日々を送ります。
このようなチャンスをいただけた事に感謝します。

本当の本当にありがとうございました。