2012年 100km Walk

 
◆大森 浩平(一般参加・ゼッケン:155)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月21日
「100キロ歩行レポート」



 チャレンジャーの方、関係者の皆さん お疲れ様でした。

 私は、参加する両親に誘われてチャレンジすることになりました。
 高校生の私は ほとんど運動もせず、参加者の中で最も体が弱い自信がありました。
 だから、私も親も 私のリタイヤは当たり前だと思っていました。

 どうなるか分からないままスタートし、10キロまでの楽さに驚きました。
 しかし、早くも30、40キロで足は限界だったと思います。
 でも、気持ちだけは「予想を裏切ってやろう。」と決めていました。

 50キロを越えればあと半分と思っていたのですが、終わってみれば 体感的には3割程度でした。大げさかもしれませんが...
 後半は本当に距離が進みませんでした。
 その代わり、時間も進まないので焦ることなく歩けました。

 かなり早くから限界だと思っていましたが、不思議にも それ以上悪くなりませんでした。

 80キロ地点が大きなポイントでした。あと20キロ、5分の1。
 でも単純に5分の1ではありませんし...
 そろそろ十分なんじゃないか?と思い始めました。
 10キロ進むのに3時間近くかかっていたので、90キロ地点に7時までに到着できたら続けようと決めて歩きました。

 夜は景色も無いので、一人で歩くより、会話は無くても誰かと歩くほうがペースも安定し、とても楽でした。

 そして、なんとか90キロまで行けました。6時台に。
 時間は十分ありました。でも、この足であと10キロも?3時間も?と迷いましたが、ここまできたら時間があるのにリタイヤはできないと思い、残りの10キロを歩き始めました。

 ゴールが近いと気持ちも楽になりました。それでも、足が固まり 動けませんでした。
 スタッフに会うたび、「あと何キロですか?」と聞くのですが、全く減らないのです。

 長かった残りの2・3キロを終えてゴールが見えたとき、達成感で疲れもなくなりました。先にリタイヤした親とその友達が迎えてくれたのですが、私以上に喜び、感動してくれていました。

 今回の体験で、無理だと思っていたことが出来、今後の大学受験などにも少し自信がつきました。
 当日は大変でしたが、参加して本当に良かったと思います。
 ありがとうございました。