2012年 100km Walk

 
◆多田 英起(岡山政経塾 8期生・ゼッケン:16)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月17日
「晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート」



1.はじめに

 3年前100キロ歩きたい一心で岡山政経塾を入塾させて頂きました。3年前は何ども「リタイアしよう」と思いながらも、仲間の応援のお蔭でなんとか完歩することが出来ました。歩き終えた時は「二度と歩かない」と強く心に誓ったことを今でも明確に覚えています。その決意から3年、「また挑戦したい」と思うようになりました。年初に立てた今年の目標は、「チャレンジ」です。100キロ歩行のリトライも私にとっては大きなチャレンジです。会社では、部下を持つようになり、スタッフの前で少し偉そうなことも言うようになりました。そんな仕事環境の変化の中、もう一度100キロ歩行にトライし完歩することで、自分の成長につなげ、「私と関わる人に元気を与えたい」という思いからもう一度シューズを履くことを決めました。



2.仲間の支え

 今回の100キロ歩行は、一般の方の参加ということもあり、岡山政経塾卒塾生である私は、本来であればサポートに回ることが筋だったと思います。そのような立場にありながらも、「歩きたい」という思いが強く、100キロ歩行に挑戦することを決意させて頂きました。岡山政経塾の同期である8期の仲間は、「がんばってこい」と背中を押して頂き、当日もサポートという大役を果たしながらも、気にかけて下さいました。1年間、苦楽を共に過ごした仲間のエールで苦しい時間帯でも後楽園に近づく為の一歩が踏み出せたように思います。また、当日は、仕事の転勤で北海道に行った8期生の渡辺さんから励ましの電話を頂きました。「心が折れそうになる時間帯にまた掛けるわ。がんばって」その一言が、3年前一緒に挑戦した事、一緒に苦楽を共にした事を思い出させてくれました。
 会社のスタッフも仕事終わりに駆けつけてくれ、差し入れや、励まし、マッサージをしてくれました。当日使用したシューズに関しては高校の友人が会社で作っているシューズを提供してくれました。
皆様には感謝してもしつくせません。私が完歩できたのは皆様の御蔭です。ありがとうございました。
今回の100キロ歩行のテーマは「チャレンジ」でしたが、皆様の応援を受けるにつれて「ご縁の大切さ」に変わっていきました。私はこれまでもこれからも多くの支えの中で、ご縁の中で生かされているという「ご縁の自覚」が足の痛みの程度に比例して大きくなっていきました。




3.達成度50%

 今回の100キロ歩行の挑戦にあたり、ほとんど事前準備をすることが出来ませんでした。過去の経験から痛くなる地点、何キロで歩けば完歩出来るというシミュレーションは出来ました。しかし、実際に歩くと想像よりも早く足が痛み、「リタイア」の文字が頭の中を支配する回数が前回よりも格段に多かったと思います。100キロ歩行終了後に小山事務局長のメールで、「限界は、準備によって遠のく」という一文がありました。今回私は完歩することができましたが、達成度は50%です。事前準備もほとんどすることなく完歩できたのでは皆様の御蔭です。準備が出来なかったのは、「仕事が忙しいから」は理由になりません。実際にどれだけ仕事が忙しくとも、練習するということを決断し、練習する時間を取るために逆算して仕事をしていくこともまた自己成長に繋がります。今回の挑戦はそれが出来ませんでした。100キロ歩行は一種の麻薬のようなものであり、チャレンジャーとしても、サポート隊としても多くの学びや気づきを与えて下さります。事前準備段階から100キロ歩行に真剣に取り組むことで、自己成長に必ず繋げることが出来ると確信しています。今回の挑戦は事前準備段階での本気度が足りませんでした。その部分は宿題とし、3年後に達成度100%という結果を得るために再挑戦させて頂きます。




4.終わりに

 主催である岡山政経塾関係者各位、サポート隊の皆様、チャレンジャーの皆様、気づきや学びの機会を与えて下さったことに熱く御礼申し上げます。今回のチャレンジで得た「ご縁の自覚」を忘れることなく、自分の人生に活かしてまいります。ありがとうございました。