2012年 100km Walk

 
◆谷口 結香莉(一般参加・中国学園大学 ゼッケン番号:250)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月18日
「24時間100kmに参加して」



 私は、はじめサポーターとしてチャレンジャーの皆さんを支えるつもりで24時間100km歩行に参加しました。しかし、友人にチャレンジャーとして参加しないかと誘われ、高校時代にバレーボール部に所属していて体力には自信があり、体を動かすのが好きなので、友人と24時間100km歩行をすることに決めました。

 私の本番までの練習は、夜中に歩数と時間を計りながら約7kmを歩くことでした。私は歩くのが遅いので歩行速度に不安があり、練習会に参加しました。練習会に参加されているチャレンジャーの皆さんは歩くのがとても速くて、一気に完歩できるか不安になりました。それからは焦りだけが自分の中にありました。

 本番約1週間前に、サポーターの方だけが集まる会議があり、サポーターとして参加する友人と一緒に私も会議に参加しました。その会議の最後にサポーターの皆さんの前で24時間100km歩行の意気込みを言うことになり、「絶対リタイアはしません。完歩するのでサポートお願いします。」と皆さんに宣言し、自分にも言い聞かせました。
 本番当日は、少し緊張していましたがワクワクしながらスタートしました。私は友人と歩行中に出会った方と3人で50kmまで歩きました。しんどくても話しながら、励ましあいながら歩き、チェックポイントではサポーターの方々が笑顔で励ましてくださり、いいペースで歩くことが出来ました。50kmからは夜道の歩行でした。周りが暗くなると、歩く先の道も見えず、足も痛くてとにかく辛かったです。リタイアは一切考えていませんでしたが、「休憩したい」「座りたい」という事だけが頭を巡っていました。しかし、休むと体は冷えるし体の痛みが増すので、休憩は短時間で済ませ歩き続けました。

 私が歩いた中で1番辛かったのは70km−80kmでした。その時、一緒に歩いていた友人がずっと励ましてくれていて、サポーターの方も力強い言葉で背中を押してくれてその言葉の力で歩くことができました。

 90kmになると、夜が明けて辺りも明るくなりました。ラスト10kmになり、友人と話して「最後は自分で歩こう」と決め、一人でゴール向けて歩きました。90km地点のチェックポイントを過ぎた時に、自分の中でラスト10kmの目標を考えました。それは「2時間以内にゴールすること」「明るく挨拶しながら歩行すること」「辛い顔をしないこと」です。すると、自然に「あと10km♪あと10km♪」と言いながらゴールに向けて走っていました。チャレンジャーの方に出会い元気に挨拶をすると、皆さんが笑顔で挨拶を返してくださり声を掛けてくださる方もいて、更に元気が出ました。そしてゴールはダッシュして7:45にゴールしました。10kmの目標も達成して満足できるゴールができました。

 今回100km歩いていた中で、サポーターの皆様には本当に沢山励ましてもらい、背中を押してもらいました。無事安全に完歩できたのも岡山政経塾の方々をはじめとする、サポーターの皆さん、一緒にがんばったチャレンジャーの皆さん、応援しに来てくれた友人、ボランティアの皆さん、歩行中応援してくださった一般の方々のおかげです。本当にありがとうございました。