2012年 100km Walk
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◆新田 祐子(岡山政経塾 二期生 サポーター)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 2012年5月8日
「100キロを歩く理由」
1 はじめに
友人から
「100キロなんのために歩くん?」
とよく尋ねられるが、いつも答えられない自分がいる。
「そこに100キロ歩行があるからだよ」
と答えているものの、それだけでは毎年連休2日間(休む時間を考えれば3日間)を使う理由にはならない気がする。さて、今年こそは答えが見つけられるだろうか。
2 初めてのオープン大会
今年から、一般の参加者を募る規模の大きな大会になった。顔見知りだけが歩くわけではない、コースも変更…チャレンジャー以上に準備を進める研究科・スタッフに大きな負担がかかったことと思う。当日のテント設営はもちろん、参加者リスト、チャレンジャーひとりひとりに準備された100キロセット、パンフレット…事前に渡されていたサポーターの組織図、連絡網等合わせると膨大な時間と準備、議論が重ねられたものであることが伝わってくる。私はそれにのっかって、サポートをするだけだ。
3 反省
自分自身、黄色のサポートジャンパーを着ていることの自覚が足りなかったと思うことがあった。混んでいるうどん屋で、自分の荷物を置いて2席分使ってしまったこと。途中で気がつき合い席を申し出たが最初から空けておくべきだった。もうひとつはゴール担当でありながら、椅子に座って眠ってしまったこと。他のサポーターに起こされてゴールテープを持つ、ということを繰り返してしまった。
4 100キロ歩く理由
限界に挑戦すること、心身を鍛えること…色々あると思うが、今年も自分なりの理由を定義することができなかった。しかし、私はどうしても100キロを完歩したかったし、完歩した今でも100キロ歩行というイベントが好きだ。連休を割いてでも参加したくなるなんともいえない魅力がある。100キロ歩行の神様がいるのかな、とサポート中の深夜、厚着に厚着を重ねたもっさりボディでぼんやりと思った。それに吸い寄せられて毎年参加する人・サポートする人がいるのではないだろうか。歩けた人はいろんな人に自慢をし、武勇伝を聞かせ、歩けなかった人は一年間歩けなかった言い訳をする…仕事でもなく、スポーツでもない、参加しなくてもいいけれど参加したら新しい自分が見つけられる、そんなイベント…私は他に知らない。
毎年サポートで風邪を引き、徹夜で大変な思いをするが、今年も無事終了してよかった。来年もきっと参加するんだろうなあ、と今から思いながら…この大会に携わったすべての人に感謝します。ありがとうございました。また来年、後楽園でお会いしましょう。
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