2012年 100km Walk
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◆森田 明男(岡山政経塾 第8期生 サポーター)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 平成24年5月7日作成
「2012年の100キロサポートを無事に終えて」
今年で3年目となるGW恒例の24時間100キロ歩行のサポート。2010年秋には松下政経塾での100キロ行軍のサポートも体験したので、サポートとしては4回目となりました。今年の24時間100キロ歩行は岡山政経塾が10年の節目を迎えたこともあり、広く一般の参加者を募っての実施となり、「全員完歩」よりも「安全確保」がサポーターの大命題となった行事であったように思います。まずは大きな怪我や事故もなく無事大会を終えられたことは何よりも喜ばしいことでした。本当に大会運営に際して綿密な打ち合わせを何度も重ねてこられた事務局、研究科の方々の労に対して敬意を表します。また一般の方々でサポート業務をしてくださった皆様にも深く感謝申し上げます。(リバーサイドでご一緒させていただいたNGO団体の方々、徹夜でのご対応、本当にお疲れ様でした)そして24時間100キロ完歩達成のチャレンジャーの皆様、24時間歩き続けた完歩者の皆様、残念ながら途中リタイアをされた皆様、本当にご苦労様でした。また例年通り、当日でのサポート業務の任に就かれていた政経塾OBの皆様、大変お疲れ様でした。
歩行当日の3日朝は7時に後楽園の河川敷に集まりました。時間の経過とともに徐々に増えてくるチャレンジャーの人数の多さを目の当たりにして、本当に無事に大会を終えないといけないと改めて強く感じました。私の持ち場は30キロ付近をサポートする3班と70キロ付近をサポートする8班の2箇所。12時に誘導ポイントに入り、何名かのチャレンジャーへ進路誘導し た後、また別の誘導ポイントに移動。通過されるチャレンジャーの顔はまだまだ生気に満ち溢れていたように思います。そのポイントで16時まで対応した後は、班長を任されていたリバーサイドへ移動いたしました。リバーサイドでチャレンジャーを待っていると電話が入り、最速通過予定者が約2時間遅れであるとの予想を聞きました。17時から約2時間あまり待機となりましたが、実際にリバーサイドで動きがあったのは約3時間半程度過ぎた20時30分。先頭のチャレンジャーの歩行ペースがかなり落ちていたみたいでした。そこから翌日の朝6時までは途切れなく続くチャレンジャーへの声掛け、進路誘導が続きました。また、後半は道を間違えた方、リタイアを申し出る方への対応もあり、忙しさはピークを迎えました。明け方、リバーサイドを後にしてからは車で80キロ、90キロと後楽園へと向かうルート途中でチャレンジャーへ声掛けしながら車を走らせ、7時過ぎにゴール地点の後楽園へ到着。そこからゴールするチャレンジャーを続々と迎えました。笑顔でのゴール、号泣してのゴール、仲間と手を繋いでのゴール。さまざまなゴールの瞬間を間近で見せていただきました。お一人お一人の思いは違うのでしょうけれども素晴らしい感動の場面を拝見させていただきました。
チャレンジすること、サポートすること。どちらの立場にいても人を成長させてくれる要素がたくさん詰まっている24時間100キロ歩行。人と人を繋ぐ「絆」を実際に肌感覚で体感できる素晴らしい機会であることは間違いのない事実です。人は己の限界を超えるために100キロに挑戦する。その挑戦者が一生懸命頑張っている姿を見て周りの人は心を打たれ応援したくなる。応援することで、挑戦者はさらに努力し続ける。ある意味、チャレンジャーとサポーターは100キロの行程と時間のなかで気持ちが連帯しているのだと思います。来年も「絆」の素晴らしさを実感できるGWのこの行事をお手伝いしたいと思います。
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