2012年 100km Walk
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◆野田 裕一朗(岡山政経塾 9期生 サポーター)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 2012年5月19日
「それぞれの100km」
はじめに
100kmマラソン初挑戦で難なく完走してくる同級生の福島、事前準備を怠らなかったストイックな方の弟(次男)の佳宏、人間離れした(猿並みの)身体能力を持つ農場長の横溝、37歳でまだ投手を務める野球仲間の渡辺。この四人については何ら心配していなかったのですが、腰痛など様々な持病を抱える店舗マネージャーの黒崎、唯一の女性チャレンジャーだった兒山、そして、いくら脅しても準備をしなかった三男の恵介、この三人は本当に心配でした。そんな七名がチームのだ初として今年の24時間100km歩行に参加させていただき、チーム目標であった「24時間以内の全員完歩」を達成することができました。まずは、サポーターの皆さんをはじめ、途中励ましてくれたチャレンジャーの皆さん、本当にありがとうございました。歩いてない分際で出しゃばりますが、チームを代表して心より御礼申し上げます。そして、見事目標を達成した7人は本当によく頑張りました。みんなおめでとう。
今回の目的
岡山政経塾の名物行事である「24時間100km歩行」の一般参加が可能になると聞き、私は弊社の新入社員研修に活用しようと 考えたのですが、会社の判断はNO!なんと私以外の役員全員反対したのです。でも、この結果は想定内だったので落ち込むことはありませんでした。だって、私の提案や企画はいつもNO!から始まるのですから。しかし、自ら歩いて判断すると言い出した佳宏が先日の会議で賛成に回り、来年からは新入社員が挑戦することになりました。というわけで、来年以降の新入社員は100km歩くことを覚悟して入社してきます。つまり、100km歩くことが嫌な人は入ってきません。もっと言うなら、100kmに挑戦する根性の入った人だけが入ってきます。実は、私が「24時間100km歩行を新入社員研修にしよう」と言った本当の目的はこれだったのです。
そして、当然「諦めなければできる」という成功体験をさせることも目的の一つです。今年は5人の社員が挑戦し、見事全員完歩という最幸の結果を出してくれました。でも、この5人は完歩したから勝者というわけでなく、実はチャレンジを決意した時点で勝者なのです。普通は100kmと聞いただけで「自分には無理」と思うものです。(自分も最初はそうでしたし、5人もそうだったはず)でも、そこで終わるか次の一歩を踏み出すかでその先の未来は変わるのです。同じ完歩でも、佳宏のように完璧な(心と体とモノの)準備をした者と、恵介のように準備不足で苦しんだ者では全く学びは違うだろうし、リタイヤはリタイヤの学びがあると思います。だけど、どんな結果になろうと、それは挑戦したからこそ与えられる学びなのです。
それと、今回挑戦した5人が口を揃えて言った「応援のありがたみ」(感謝の気持ち)。これこそ最大の学びだと思います。おそらく来年はこの5人はどんなことがあってもサポートに回ると思います。「今度は自分が…」という気持ちで。仕事もこういう気持ちを持って取り組めたら会社はもっと良くなると思います。もっと言うなら、もっとたくさんの人がこういう気持ちになったら、世の中はもっと良くなるのでしょうね。他人事ではなく自分事として助け合い協力し合える・・・そんな会社、そんな世の中にしていきたいです。
最後に
来年の24時間100km歩行に挑戦することを迷っている方が、このレポートを読んでくださることを想定して最後に一言だけ書かせてください。新しい自分に出会いたい人、弱い自分と本気で向き合いたい人は是非挑戦してみてください。『やってみろ、わかるから。やってみろ、変わるから。』
最後の最後に
今年も「また100kmに挑戦したい」という自分がいます。しかし、この気持ちを保つモチベーションがやはり見つかりません。5期の源さんのレポートを読ませていただき、一瞬モチベーションが上がりましたが、「100kmに挑戦する=試合に負ける」ということに気付き、すぐ下がりました。この気持ちを野球に例えると、黒い霧事件(八百長)に関わった選手のようなものだ。
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