2012年 晴れの国おかやま24時間100キロ歩行

 
◆川末 義晃(一般参加・ゼッケン番号:60)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月13日
「苦しい時は妻の背中を見て…」



  昨年末にエントリーするも、1人よりは2人で歩く方が楽しいだろうと、妻の了解無しに勝手にエントリーする
 夫婦で2人そろって歩き、1人がだめな時は2人ともその場でリタイア、2人で完歩してこそ意味があると思えた

 実際歩き始めるとトイレや休憩など自分のペースで歩けない為、澤選手の言う「苦しい時は私の背中を見て!」というより、ペースを合わせる為に妻の背中を見て歩くようになりました
 予定通り前半は時速5kmでラップを刻みましたが、軽いストレッチぐらいで休憩が取れないまま夜が更けると、予想通り足裏の痛みや股関節の痛み、そして妻には猛烈な睡魔も襲ってきた
 だんだんと無口になり速度も落ちていく妻に対して自分は自己満足のためにこんな困難ことに勝手にエントリーして妻を巻き込み、本当に申し訳ないと心の中で何度も謝りながら歩いた

 意識朦朧?体を壊すか、万一事故に遭ったら大変な事になるので「無理をするな!ここで止めよう。」と言うと「無理をしないと100km歩けないのは最初から判っていた。とにかく歩き続ける。」と返事が返って来た
 この人は本当に強い人だなと改めて感心すると同時に、こんな素晴らしい女性とこれからの人生を一緒に歩いていける喜びで思わず泣けてしまいました

 そして塾生の方の体験レポートにもありましたが、予想以上に太陽の力は偉大でした
 夜明けと同時に睡魔は無くなり、睡魔が無くなると足の痛みは倍増しましたが、歩き続けるという気力も倍増し、どんどんスピードアップして岡山市内では小走りで横断歩道を駆け抜けるまでになっていました

 ゴールでは妻へのありがとうの気持ちが最優先し、多くのサポーターや政経塾関係者の方々へお礼のお辞儀も出来ず、大変失礼したことをお詫び致します

 では、お辞儀しながら『皆さん、ありがとう』