2012年 100km Walk
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◆小金谷 清(一般参加・ゼッケン:72)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 2012年5月21日
「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行体験談に関して」
会社を退職して2年経過した65歳の節目に日頃経験できない何かを成し遂げたいとの思いで日々を過ごしていたところに地元新聞で岡山政経塾主催の一般公募の記事を見て後先何も考えず「これだ。」と思い事務所を訪問して早速申込みをしました。
後に家族に話したら、「それは無謀だ。お父さんに出来っこ無い。毎日のウォーキングの10キロ歩行ではないので無謀な計画にすぎない。‘辞めた方が良い’」と一喝され、意地でも100キロ歩行を何時間かかろうが完歩してみせると胸奥にしまいこみ、3月から始まる鍛錬の1時間に7キロ歩行に参加してきました。岡山政経塾生 中江様・南様・小野様、その他大勢の塾生たちの指導の下で、2か月の間参加し、川末夫妻、本多様、その他大勢の挑戦者とともに鍛錬を繰り返して足の筋肉作りに励んだ。本番を迎える前に、一度試歩をしておこうと「閑谷学校〜後楽園」間、約47キロを試みるが一人で歩いてみると、これがなんと8時間も掛かり、「死ぬ思い」を経験して後悔の念に駆られた。この時始めて「なんちゅう計画をしたのか!」と後悔の念に押しつぶされそうになったものの、「初心貫徹、家族への反発、多くの塾生、挑戦者仲間の協力を無駄には出来ない。何としても完歩するんだ。」と胸に刻み、本番を迎える準備「心・体・物」を整えて5月3・4日を迎えました。

5月3日の本番の日を迎え、朝早く目が覚め、気持ちを落ち着かせようとするが高揚してしまい落ち着かないまま、本番会場へ行くと、多くのサポーターや、指導していただいた塾生の人達、鍛錬を受けた挑戦者の方達の顔を見て心も落ち着き、少し心に余裕が出来て、スタートラインにつくことが出来ました。また、天気も歩行には最適な曇り空、湿度も最適で、試行した4月19日とは異なり一人で無く、多くのサポーターや挑戦者に囲まれ“幸せの気持ち”でスタートできました。
最初はゆっくり流れに沿って、励ましあいながら一歩一歩前に進み、同じ目的を共有しながら何かを成し遂げる意義を感じながら、スタートラインに立つ前の計画「1時間5キロペース20時間完歩」を心がけつつ、心の葛藤「少し歩行を休みたい、いいや休んだら心・体が動かなくなる」との葛藤の繰り返しを経験しながら一歩一歩前に進みました。
途中、挑戦者で顔見知りのゼッケン番号200番本多様にお会いして勇気を頂き、飯井交差点CPでチェックカードを備前体育館の分2枚を渡してしまったものの、本多様の協力を得て携帯電話で区間責任者の連絡先に連絡して車にて持ってきてもらうハプニングもありました 。
また、松木交差点を過ぎ3人の人達にお会いして、しりとりゲームを聞きながら、ああ一人ではない、同じ目的感覚を持った多くの塾生様、鍛錬者の方達に感謝の気持ちを抱きながら、なぜかしら、心も体も充実感を抱きながら、軽快に歩行できました。
90キロを過ぎて、岡山市内に入り、空も明るくなり、番町交差点・クレド・中国銀行本店・倉敷餃子角を回り、市民会館・石山公園・後楽園が見えてきたときは、年甲斐もなく涙が頬を流れてきて気持ちを抑えることが出来なくなり、ついに完歩「やった!!」と心の中で叫んでいた。
ゴールテープを切り、多くのサポーター、挑戦者の皆様に心から感謝をし、また岡山政経塾様主催で一般公募をしていただき、この様な機会を頂きありがとうの感謝の気持ちで一杯です。
おかげ様で当初の計画の時間内で完歩できました。
改めてありがとうございました。
これからの残りの人生の糧にしてこの経験を生かし充実有る人生を過ごしたいと思います。
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