2012年 晴れの国おかやま24時間100キロ歩行

 
◆大磯 収平(一般参加・ゼッケン番号:73)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2012年5月5日
「24時間100キロ歩行に思う」



  声を掛け合って、一緒に歩いて下さったチャレンジャーの皆様、そして、100キロもの区間でサポートしてくださったサポーターの皆様、ありがとうございました。
 
 地元で100キロ歩行のイベントが行われるとの情報を、ラジオで聴いたときには、是非挑戦してみたいという衝動に駆られ、練習会も可能な限り参加しました。
 歩くだけだから、と言う気持ちも初めての練習会で打ち砕かれ、いったいどこまでの練習が必要なのか、改めて考えさせられました。
 
 大会当日、スタートしてしまえば、集団の中で時間と共に、距離だけは前に進み、気が付けば中間地点の伊里漁港まで来ていました。
 あと半分、スタミナは自分の身体の中に半分以上残っているのだろうか、自問自答しながら夜間の部へと突入しました。
 日が落ちて、涼しくなってからは、気持ちの上では「さあここから」と思っては見るものの、残りの50キロが遠く、そして長く感じてなりませんでした。
 
 その後、リバーサイドまでは、たまに車の中から声援を送って下さる方に手を振りながら足を進めましたが、リタイア者がすでに出ているとの情報に、「このバスに乗って帰ろう」と言う悪魔の囁きを振り切り、残り3枚となったチェックカードを握り、最後の1枚を笑顔で渡そう、そう心に言い聞かせて、自分の脚と会話しながら一歩、一歩、進みました。
「よくここまで頑張ってきたな。」
「あと少しだからもうちょっと頑張ってくれよな。」
その時脚は、
「もういい加減にしてくれ。」
「よし、まかせとけ。」
どう答えたか分かりませんが、
夜明け前、大原橋のCPで倉敷会場でお世話になった佐藤さんの姿を見つけ「90キロ地点でお会いしましょう」と言った約束も守れ、ゴールまでは、気力だけで前に進みました。

 ゴールテープが見えた瞬間、やっと終わったと言う気持ちと、大会を支え、100キロを完歩させて下さった皆さんに感謝の気持ちで一杯になりました。
 
 本当にありがとうございました。