活動内容

ACTIVITY

2024年11月 100キロ歩行

『 100キロ歩行のレポート 』

2024.11.03

中川 伸夫
(岡山政経塾 22期生)

この度100キロ歩行をするにあたり、絶対に完歩するためにできる事を100%準備する事と、絶対に完歩するという意思を持つ事を決めました。
運動らしい運動を25年以上ほとんどしてこなかった私は、今のままでは絶対に歩ききれないことを肝に銘じる事からスタート。

2カ月前に毎日7000万歩以上を目標にし、1カ月前の10月は毎日10,000歩。
週末は15キロの歩行をほぼ達成。
練習スタート時に腰を痛めてしまいましたが腰痛をきっかけに、より体を守るケアに
慎重になることができました。体力的な問題はまず、上記でクリアできたと感じます。

しかし体力だけではなく、重要なことは精神面。これは9月の政経塾の講義や諸先輩方からも聞き及んでいました。

絶対に完歩するという意思を強く持てた理由は3つと考えます。
① 自分の信条
• 周囲の方々の支援
• 11月2日という日程

• 自分の信条
私の座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」好きな言葉「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。100キロ歩行という大きな課題に対して、全力を尽くし、課題の過小評価をせず取り組めた事、達成できたことは自信につながりました。
また、極度の人の目を意識する悪癖もあり、絶対に失敗を人に見られることを嫌います。普段は欠点として表出することが多いのですが、自分の精神力の源になる力に変えることもできるということに気づきました。

②周囲の方々の支援
今回の出場が決まった事で周囲の方や家族からのサポート、協力を受けてきました。
この受けたサポートには意地でも完歩で答えることも大きなモチベーションとなりました。当日も政経塾の諸先輩方のサポートに大きな力をいただけました。
50キロ時点で11時間を経過してギリギリ24時間以内かと思っていた折れそうな気持をいろいろな方々が支えてくれました。
途中伴歩していた仲間や、各地で励ましてくださる先輩方の声や、前を歩く人たちの情報、電話をしてくださり励ましてくれる声、同期とのLINEでの近況報告、娘からのLINEなど、、、その全てが自分の力になり、残り50キロを歩かせてもらえました。

③11月2日という日程
実は35年間の付き合いのある大切な親友が昨年亡くなり、11月2日は1周忌の命日でした。ご家族にお願いして、2日の命日の1日前に訪問させていただき、平日にもかかわら ず快く受け入れていただきました。仏前で必ず完歩することも誓い、完歩できないイメージを断ち切ることができました。

強く意思を持つこと、覚悟を決めて事に当たるのは100キロを歩くという行為よりも普段の経営において、もっと強く持たなければならないはず。独立して5年間仕事をしてきて少々慣れやルーティン化や無理なく安全運転をする癖がついてしまっているように感じます。24時間かけて100キロ歩くという、自分の限界を超えたストレッチ。仕事面でも限界を超える体験をし続けることで、可能性を広げられると信じて挑戦の年にしたいと思うことができました。

最後に、政経塾の諸先輩方の献身的なサポートや団結力や愛情を強く感じることのできる2日間でした。本当にありがとうございます。
布野さんの感動的なゴールシーンにそれが凝縮されていたように感じます。
途中でリタイヤした仲間、完歩してボロボロになった仲間、支え続けてくれたサポーターの皆様が完歩することの価値を共感し、1分1秒の最後の力を振り絞る布野さんを全員で応援する。
政経塾だからこそ、このメンバーだからこそと思える瞬間でした。
本当に貴重な経験をさせていただいたと感じています。
沢山の気づきや学びを今後に生かしてまいります。

ありがとうございました。