1.はじめに
『ハゲ山と産廃』瀬戸内海の負の遺産として名が通っていた直島と豊島。その負の遺産が今や瀬戸内国際芸術祭など世界各国から沢山の観光客が訪れる島となっています。観光客のお目当ては現代アート。現代アートとは何か?今まで考えもしなかった事に気づきを得た2日間のレポートを報告します。
2.地中美術館
以前訪れたことのある地中美術館。入り口に歩く道中にある睡蓮の池。モネの庭をイメージした事を聞いた時から全てが新鮮で驚きでした。この事をこの事を知っておくだけでも美術館での作品を見る見方が変わってくると思います。入館ゲート近くにな入館ゲート近くになるとコンクリートの壁に変わる。表面や傾斜を精密に計算し設された建物は、変わる。表面や傾斜を精密に計算し設された建物は、これから訪れる感動を更に引き立てくれる物だと感じさせられました。安藤忠雄の芸術家に対しての想い。自然光を使って作品を鑑賞してほい。天気や季節、時間天気や季節、時間によって作品は姿を変える。同じ光の中で、もう一度鑑賞することは極めて難しい。その事を知った時、美術館を美術館を作った安藤忠雄と芸術家の作品を見る視点が変わりました。
●クロード・モネ睡蓮の作品5枚

●ウォルター・デマリアタイム/タイムレス/ノー・タイム

●ジェームズ・タレル
・アフラム、ペール・ブ(プロジェクターを使った映像)

・オープン・フィルド(蛍光灯、ネを使った作品)

・オープン・スカイ(屋根の開いた部屋)
3.家プロジェクト
家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクト。「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されてい軒が公開されている。点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら空間そのものをアーティストが作品化している。地域に点在する作品は、現在も生活が営まれて。地域に点在する作品は、現も生活が営まれている本村を散策しながら鑑賞すことができる。その過程では、場所の持つ時間の重なりやそこに暮らす人々の営みを感じるとができる。生活圏の中で繰り広げられる来島者と住民の出会いにより、さまざなエピソードを生みしているのもこのプロジェクト特徴です。都市と地方、若者お年寄り住む人訪れるが交流していく中で生まれる新たなコミュニティの在り方を提起する契機になったこの有機的な取り組みは、日々変化しがら進化を続けています。特に感動したのが角屋と護王神社です。
●角屋
・「角屋」は家プロジェクトの第1弾として完成しました。200年ほど前に建てられた家屋を、漆喰仕上げ焼板本瓦使っ元の姿に修復しました。宮島達男の作品のうち「Sea of
Time
'98」では、直島町の人々が制作に参加しています。現代アートが地域や島民の生活に介在する契機もなった作品です。

●護王神社
・江戸時代から祀れている護王神社の改築にあわせ杉本博司が設計しまた。石室と本殿はガラスの階段で結ばれていて、地下上が一つ世界を形成しています。本殿と拝は、伊勢神宮など初期の社建築様式を念頭にさら作家自身の美意識に基づくもとなっています。
4.ベネッセハウスミュージアム
ベネッセハウスミュージアムは、「自然・建築トの共生」をコンセプに美術館とホテルが一体なった施設して1992年に開館しました。瀬戸内海を望む高台に建ち、大きな開口部から島の自然を内へと導入れる構造物は安藤忠雄の設計によるもです。絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどの収蔵作品の展示に加え、アーティストたちがその場所のために制作したフィック・ワークが恒久設置されています。アーティストたちは自ら場所を選び、作品を制作しています。作品は展示スペーにとどらず、館内のいたるところに設置され、施設をとりまく海岸線や林の中にも点在していす。直島の自然に向き合った、または建築に触発され作品など美術館の内外点在するサイトスぺシフィック・ワークと合わせて、自然とアートと建築が融合する稀有な場をつくりだしています。ベネッセハウスミュージアムではアートは自由な発想の基に制限なく作り出せるものという事を学びました。
5.豊島美術館
瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されるアーティスト・藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。広さ40×60m、最高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音光を内部に直接取り込み自然と建物が呼応する有機的な空間で。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生ます。その風景季節移り変わりや時間の流れともに、無限の表情を伝えます。この美術館を訪れた時、なんとも言えない安心感を覚えました。何時間でも居れそうな空間と現れては消えていく水滴。春、夏、秋、冬、全ての季節に訪れて見たいと思った作品でした。
6.感想
今回の合宿での現代アートとのふれあいは自分にとって新たな出会いだったと感じます。『アートとは、思考のエネルギー』自分でアートとは何かを考えた時に全く答えが出てきませんでした。しかし今回の二日間、6期生OBの西美さんに案内をして頂き、作品の詳細や背景を教えてもらたのはとても価値がありました。物事を正面からではなく、横や後ろ、上や下、過去や未来から、色んな視点で見ることが重要であり、そうすることで今まで出していた結果とは全く違った結果や結論が出てくるのだと思いました。
福武塾長の講話で頂いた『幸せになる方法』それは『幸せなコミニティーコミニティーに住む事』
幸せなコミニティーとは、『お年寄りの笑顔が笑顔が溢れている所』その場所とは、現代アート。
自分身が幸せに成る為にも、きっと現代アートは必要な物になるのだと思います。
その為に、家族を年内に直島に連れて行き、自分の口で現代アートを案内する!
自分と同じ様に自分と同じ様に自分の家族にも何か気付きを与える事が出来たら良いと思ます。
二日間、貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。