2003年 100km Walk

 
◆小田 圭一(岡山政経塾 幹事)

「岡山政経塾100キロ歩行に参加して」



 100キロ歩行は2回目の挑戦。前回は15年前、松下政経塾在塾中。「100キロなら走れる」と考え70キロをトップで走るが、80キロ手前でリタイア。

 今回は、“走らない”、“無理しない”がモットー。しかし、リラックスし過ぎか? お昼は喫茶店で新聞読みながら、夕食は中華レストランで、チャーシュー麺とあんにん豆腐。
 おかげで50キロ地点で既に12時間を回り、100キロではタイムオーバーの予感。
 翌日仕事があるので終電で帰りたいと50キロで失礼させてもらったが、さすがに体は限界の感も。さらに先へ進む小倉君、小寺君には申しわけなかった。

 翌日は何とか予定をこなしたが、体調は最悪だった。けれど100キロ歩行に参加して気分はなぜかハッピーだ。
 車ばかり乗り、日ごろ全然あるいていないのに15年ぶりにいきなり歩けるのか? と心配したが、何とか若い仲間と一緒に歩けたこと。

 100キロ歩行はドラマだ。途中一人では歩けない。一緒に歩いてくれた人、サポートしてくれた人、頑張りすぎて倒れていた人・・・・。さまざまな感動に出会えた。
 何より歩くこと自体が素晴らしい。風を感じ、草花を感じ、汗を流す。日ごろ見えないものが見える時間だった。
 100キロ歩行は体力勝負ではない。“知恵と根気の勝負だ”と感じる。またいつか参加してみたいと思っている。
 サポート隊も素晴らしかった。ありがとう。