2004年 100km Walk

 
◆岡 裕二郎(岡山政経塾 二期生)

「100q歩行」〜60数q14時間でリタイア〜


 「もうこんなことは2度とやらない」リタイアした直後の私の思ったことです。

50qごろまでは、「100qいけるかな」と感じて歩いていました。閑谷学校の坂の上り下り、下りたところのローソンでの休息からやる気が萎えてきていました。元々たいした事前準備もしておらず、100qも歩けるとは考えていませんでした。しかし歩いているうちに、100q歩きたいと言う気持ちが沸々と湧いてくるのには、自分でも驚きました。

 しかし、そんなあまい物ではありませんでした。もう少し事前準備をしておけば歩けたかもしれません、もう少し強い気持ちが(根性が)あれば歩けたかもしれません。しかし私にはそれがなかった。リタイアした直後は、苦行から開放された気持ち、もう歩きたくないと言う気持ち、そして100q完歩された方への尊敬の気持ちでした。

 足の痛みが無くなるにつれて、「なんでもっとがんばれなかったのだろう」「来年も挑戦してみようか」という気持ちが強くなってきました。しかし今のままで同じことをしても、また同じことの繰り返しです。事前にもっと練習できるのか?時間は作れるのか?この気持ちが持続できるのか?今の私には断言できません。しかし、当初、歩く気もなかった自分とは明らかに考えは変わっています。

 100q歩行には、事前準備と強い気持ちが必要で、それは、100q歩行だけに当てはまることではありませんが、それを持つことができれば新たな自分が見えてきそうな気がします。最後に準備やサポートしてくれた皆様に感謝、感謝することしかできませんが、本当にありがとうございました。