2006年 100km Walk
|
|
◆金関 圭子(岡山政経塾 4期生)
|
岡山政経塾100km歩行レポート
「18分オーバーのゴール」
時間オーバーのゴール、その軌跡を振り返り、次に要約する。
*昨年あって、今年なかったもの
@数日のみの達成感、そして未練
因果応報、結果に由来する原因は心と体の準備不足に尽きる。一年ひきずった「思い」。
*昨年もあって、今年もあったもの
@気合と限界、ドラマ、力強いサポート
確かに自分の限界は見えた。今年のサポートもすごかった。サポーターから突然併歩の使命を受けた加来田氏は革靴とジーンズ。彼は驚くことに60キロ歩いた。しかも最後は私の体をゴールまでひきずりこんでくれた(という表現が最適だ)。最後はやはり「ドラマ」。
*昨年なくて、今年あったもの
@体の準備、戦略、音楽
完璧とは言えないが、事前に準備したものである。気分転換の音楽と柴田先生の講義録とを聞きながら、先人の偉業を確認。私にしては上出来な「心の準備」。
A恐怖感
スタート数日前から、直前まで続いたそこはかとない「恐怖」。
B上空の不安定飛行?のヘリ
見上げて完歩を誓いながら、得た言葉を形にする「勇気」。
C征服感、仲間の成功を祈る思い
昨年のリタイア地点は、突破した。同時に全員で歩きたいと思った。芽生えた思いは「祈り」。
D体の不調、悪寒
岡氏の超高級車内の休息で、不調な呼吸を整える。一平氏に借りた暖かいジャンパーから享受した「再起する底力」。
E暴言数々
もういやだ、こりごりだ、帰りたい、こんなことやめよう等々、暴言を吐きまくったにもかかわらず加来田氏、野田氏は優しく併歩サポートを続けてくれた。 しかも、彼等がいないと、大怪我していたに違いない。意識が朦朧とする中、右から左からふと行く手をさえぎる掌を感じる。気づくとその先は、思いもかけない段差や車道だったりする。彼らが見せてくれた「人の大きさ」
F限界を超えた体に朝陽の恵
未曾有な疲労の中、不思議なもので、体内すべての細胞が活性化し、脳に「イケルゾ、ススメ」という指令を伝達した。想像を超えていた「光のエネルギー」。
G仲間の絆、涙
何より違っていたのは、仲間たちと過ごした一年の月日の重さ。歴然と違う「絆の強さ」。遅いゴールを心配して架けてくれる電話、メール。迎えに来てくれる笑顔、支えてくれる力強い腕、遅れても大歓声で迎えてくれた全員の仲間たち。感謝と感激は言葉にはならない。ただ泣けた。ゴールのテープを持った二人の息子には、語りつくせない「思い」が伝わったと確信している。
H未だ持続する後遺症だが・・・
皆に支えられ、励まされ、そして最後までこの体と心で私は歩いた。私の中の真実と事実はひとつになった。もう後悔は何もない。大好きな仲間に心から「感謝」。
|
  |
 |
|