2006年 100km Walk

 
◆柿本 貴子(岡山政経塾 3期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロの向こう側」




 今年も、事故も無く24時間100キロ歩行が終わりました。
 『24時間100キロ歩行』最初に耳にしてから4年が経ってしまいました。
 初回に関しては、どんな人達が何を目的に行っていることか全く知りませんでした。後々、自分が歩くことになるとは露とも思うことなく、「酔狂な人達もいるものだ」と思いながら人知れず、個人的な差し入れに車を走らせた事が思い出されます。
 
 今回は(やっと)サポート隊の一員として参加させて頂くことが出来ました。
 前回までのイメージからか、サポーター会議数回を経て当日を迎えるものと思っていましたが、非常にあっさりと本番当日となり、幾分拍子抜けした感がありました。反面、サポート隊長を始めとして、準備に携わった方々は大変だったのではないかと思います。


 
 当日は、サポート隊長の車に同乗し、第一・第二チェックポイントで皆さんの確認をし、その後は最後尾から先頭まで行ったり来たり。道中は各歩行者に声を掛けたり、サポーターとの情報交換、チャレンジャーのフォローなどをしていきました。
 思わぬ故障やアクシデントに見舞われても懸命に前へ進もうとされる姿、疲れ果てて休憩を取る姿、心身共に余裕が無さそうでも周囲に気を配り声を掛けている姿、いろんな方のいろんな姿に出会いました。そうした皆さんの姿を見守ること、また、どう接し・どう声掛けするべきなのかは難しく、それをさらっとこなしてしまう布野さん・恒本君・秋山隊長、そして諸先輩方には、さすが。と感心せずにはいられませんでした。
 今回の24時間100キロ歩行も、歩いた時と同様、自らを省みる機会が幾度となく有り、忙しさに紛れどこかに押しやってしまっている様な、自分が向き合うべき課題を再認識する場となりました。参加させていただき、ありがとうございました。


 
 最後に、サポーターとして(夜間本当にヒヤッとしましたので)提案です。
1. 必須携行品【夜光(蛍光?)タスキ,反射テープ,懐中電灯などの照明類】は、全体会議・下見までに各自用意して持参してもらい、チェックする。
2. 歩行当日、点呼の際に必須携行品をチェック
      不足分については日暮れまでにサポーターが仕入れる
        いずれかのチェックポイントで代金引換で配布
        (代金は原価でなく、仕入れなどの手間賃込みの政経塾価格)

疲れや故障?で真っ直ぐ歩けない場合もありますし、ルートも安全な所ばかりではありません。自分の存在を周囲にアピールすることで事故に巻き込まれない様にするため、これからも『24時間100キロ歩行』を続けていく為にも必要なことと思いましたので、この場をお借りして、提案させて頂きました。