2006年 100km Walk
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◆彭 小武(岡山政経塾 5期生)
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岡山政経塾100km歩行レポート
「有志者事竟成」
中国では「有志者事竟成」(志さえあれば必ず成功する)という諺があります。今回の24時間100キロ走行の皆様の姿を目にしたときに、思わずこの諺を思い出したのです。サポーターとして今回の24時間100キロ走行に参加させていただいたが、身体の限界を超えてもなんとか足を前に進もうとした皆様の逞しい姿に感動しました。
私たちは、普段からさまざまな“欲”を満たすためにとして生きています。それは衣食住の基本だけでなく、愛欲や独占欲、名誉欲…など、五欲とも七欲とも言われるものまで多様です。満たせるものも有れば一生かけても手に入れることができないものもあります。それに対して、幸運を望み不運を嘆いていても、何も解決せず、かえって卑屈になったり自惚れたりして、不自然な状況へと自分を追い込んでいってしまうのです。大切なこととは、“志”を持ち、普段の出来事をありのままに受け取る気持ちをもつことだと思います。決して物事に諦めるということではなく、自分が創りあげていく道に疑問を持ってはならないということです。
今回の24時間100キロ走行を通して、今私が忘れていることを思い出させました。それは志を持つことです。だれかが言った名言であるが「失敗は怖くない、怖いのは志がないことである」、まさにそのとおりです。高い志を持って日本へ留学に来た私ですが、異郷の地で生活と学業の重圧で何時の間にか自分を失い、その志も消えてしまいました。状況が良かろうが悪かろうが、自分の進むべき“先の見えない道”に、たとえ壁があったとしても、“壁抜け”できると信じて突き進むのです。何故なら、その“壁”は自分自身が作り出した“リミット(限界線)”だからです。自分を信じる…ということは、まず、自分を疑わない、人を疑わないということではないでしょうか?命あるうちに、これだけのことはやっておきたいと考えれば、すぐ行動することが大事ではないでしょうか?
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