2006年 100km Walk
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◆竹内 健一(岡山政経塾 4期生)
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岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロの先に続く道」
昨年に続き、2回目の挑戦で100キロを完歩する事が出来ました。多くの方々のおかげで完歩する事が出来ました。ありがとうございました。
1.経験の大切さ
今年は初挑戦で、100キロクリアした人が多くいらした。高畠さん、永野さん、高田さんは、同期生として誇りに思う。また、5期生で成功した皆様には敬意を表したい。しかし、私にとっては、昨年の失敗経験が大きかった。昨年の失敗から多くの事を学び、今年を迎える事ができた。
2.昨年からの変化
@100キロが怖い⇒100キロが怖くて怖くて仕方ない
昨年の辛くて悔しい経験から、100キロの怖さを嫌なほど知ることが出来た。それが事前準備の大きな変化につながった。「怖い」と感じる事は、物事に取り組む上で大切である事を学んだ。
A努力したからと言って成功できないだろう⇒成功した人は皆努力している
昨年レポートにも書いたが、努力しても完歩出来なかった人もいるが、自分の体力で完歩するためには、努力するしかない事が昨年よくわかった。怖さと重なり合って、事前にしっかりと準備する事ができた。
B個人での準備⇒仲間と刺激しながらの準備
1年間の政経塾の活動で、仲間に多くの事を教わった。さらに、5期には横田さん、池田さんという同じ職場の仲間も加わった。一人で練習していた昨年と違い、仲間に刺激を受けながら準備できた事は妥協しないで良かった。最高の仲間との絆を深める事が出来た事は、今回の最大の財産だと思う。また、当日も多くの仲間と共に励ましながら歩く事が出来た。サポーターの多大なるサポートと合わせて感謝したい。
CTさん
今年はTさんに無理を言って、テーピングをしていただいた。これは本当に大きかった。その他にも服装や靴、帽子、食事、スピードなど、当日の動きについても、皆の情報を元に、詳細に考えられたのは大きかった。Tさん、本当にありがとう!
D家族は帰省⇒家族からの応援
去年、家族は帰省しており、リタイア後は家で一人寝込んでいた。今年は家族が毎年の帰省を取りやめ、夕方から夜、そして早朝からゴールまで応援に来てくれた。途中の孤独との戦いの中でどれだけ元気づけられたか分からない。日ごろから「良く生きる」ために色々とサポートしてくれている事をあらためて考えながら歩いていると感謝の涙が出た。友人のサポートにも涙が出た。自分ひとりで生きているわけではない。そして、家族をはじめ、人のために役に立てる人間になろうと強く感じた。
Eウォーキングオールスターズ(WAS)
昨年のリタイアをうけて、昨年7月より、会社のメンバーを中心に、ウォーキングオールスターズというサークルを立ち上げた。毎月歩いたり運動する会である。歩く事で身についた体力だけではなく、様々な仲間が出来た。WASのメンバーにも感謝したいし、WASは今後も続けていきたい。
F85キロ⇒78キロ
距離ではない、体重である。1年間で7キロの荷物を下ろす事ができた・・・まだ太っているが・・・余談であった。
3.歩兵
今年の正月の書初めには「歩兵」と書いた。意味は、以下の通りである。
@初心に立ち返って、A将棋の駒のように先頭に立ち、B同志と横一列に並んで、一致団結して、C後ろに下がらずに地に足をつけて、D一歩一歩確実に前進あるのみで、Eト金を目指して戦う、FついでにWAS(ウォーキングオールスターズ)と100キロ歩行を頑張る
今年、書初めで書いた事は、100キロ歩行については達成する事ができた。これに終わることなく、生活すべてにおいて達成できるように頑張っていきたい。
4.これからの道
100キロ歩行スタート時点にて、西原幹事より「100キロは人生のようなものだ」という話があった。僕の人生は今、穂波橋(50キロ)くらいだろうか?今後の人生では、閑谷学校に上る道のように、今まで経験した事のないような大きな山や谷にぶつかるのだろう。ただ、それに背を向けて逃げ出したり、もっと楽な道を選んだりしない人間になりたい。なぜなら、吉永のローソン(62キロ)を越えて伊丹さん、高畠さん、池田さんと4人で歩いている時は、山をこえた最高の達成感(幸せ)であったからだ。努力の後の充実感は壁が大きければ大きいほど素晴らしいと感じた.
最後に、松下幸之助さんの本から「道」というメッセージを引用する。100キロ歩行での経験を、これからの人生に活かしていきたい。活かせなければ、あんなに苦労した意味が全くない。
「道」
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
―― 松下幸之助『大切なこと』PHP研究所より
以上
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