2007年 100km Walk
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◆栗山 康彦(岡山政経塾 6期生)
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岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロ歩行は、一つのドラマ」
「死に物狂い」
一生の間で、本当にこの言葉どおり体験することは、少ないのではないかと思う。
しかし、この100キロ歩行で、私は何度体験しただろうか?
最後の20キロは、まさに「死に物狂い」の忍耐と苦痛の連続であった。
右ひざを故障し激痛に見舞われ、先頭集団から遅れだした時「もうだめかもしれない」と思いだした。一人ぼっちになると、ひざの痛みが激しくなり、今思えば「挫折」と言う言葉が優先していたように思える。
挫折しそうになった時、常に思ったこと…
それは、「俺には、来年は無い」と言う言葉だった。
これを自分に言い聞かせてきた。
「年々 年をとる」若い頃には、こんなことを思うことは全く無かった。
しかし、50才を過ぎてからは誰もが思うことだ。だからこそ、頑張れたのかもしれない。
そして、この思いが私自身の体に通じたのか?
82キロ地点ぐらいで急に右ひざの痛みを感じなくなった。
「今がチャンスだ!」遅れた時間を取り戻さなければと、ただ前だけを見、何とか91キロ地点に到着。この頃から再び右ひざに激痛が襲ってきた!
そして、この時点ではもうイスに座る勇気は無かった。座れば二度と立ち上がることは出来ない!と直感したからだ。
いよいよ百間川を渡って、残り2キロ。
時計を見ると、午前6時まで残り20分。自分自身の目標は「6時までにゴールすること」だった。
最後のダッシュ!実はこの2キロが私にとって一番の「死に物狂い」だったように思える。
「何が何でも6時までに」と思い、時間を気にしながら最後は走った。足が千切れてもいい、何とか足よ もってくれ!・踏み切りにかかるな!・電車よ来るな!信号よ青になってくれ!と祈りながら…
この「死に物狂い」の100キロ歩行を通して…
「成せばなる,成さねばならぬ何事も…」と上杉鷹山の言葉があるが、やろうと思えばやれる…自分に自信がついたような気がする。
残念なこと?は、友人等に100キロ完歩の話をしても「すごいね!しかし何でそんなことをするの?」と意外に冷静。すべて分かって欲しいとは思わないが…少しは分かって欲しい気もする!!
しかし、この達成感・満足感・苦痛・忍耐等は経験した者でないと絶対に分からないと確信した。
そして、この事がまさに「同じ釜の飯を食った」政経塾の「絆」なのかな?とも思った。
最後に、
サポート隊の皆さん 本当にありがとう!
「がんばってーーー」の言葉は、天使の声に聞こえました!
来年は、是非サポート隊に加わり挑戦者の皆さんを励ましてあげたいと思っています。
私にチェックポイントでケンケンをさせてくださった小山事務局長様 ありがとう
私を引っ張って歩いてくれた同期の皆さん ありがとう!!
そして、
支えてくれた女房にも感謝・感謝です。
これから1ヶ月間、ゴミを出しに行きます?(笑)
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