2007年 100km Walk

 
◆布野 浩子(岡山政経塾 3期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「今年の100キロ歩行」



 家族愛・夫婦愛
 今年の100キロ歩行で目立っていたのは,家族のサポートが多かったということです。横田さんカップルは本当に美男美女で,車から声援を送るのもためらってしまうほどでした。「がんばってー!」のかわりに,「素敵ですね」「お似合いですね」「仲がよろしくていいですね」「もうすぐ,お二人で見られる朝焼けですね」・・・今までとは違う声かけになりました。平島に向かってお二人手をつないで,歌をうたわれながら歩かれている姿に,新しい100キロ歩行到来を感じました。
 他にも,あつあつおかゆの差し入れや,足湯の用意をしてくださった旦那さん,娘のゴールを泣きながら見守っていたお母さん,お子さん連れでお父さんやお母さんの応援をしていたご家族,旦那さんのトイレについて行っておられた奥さん・・・いつもと違った風景がありました。岡山政経塾がだんだんと認められていっていることをうれしく感じました。

 地域から
 今年は担当する箇所がなかったので,結構自由に車を走らせサポートをさせてもらいました。瀬戸内市の刀工さんから「岡山政経塾と書いた布をはって,多くの人が歩いているんですね。布野さんも歩いてるんですか?」と電話をいただきました。逢沢幹事が,「缶コーヒーはいや。ドリップコーヒーが飲みたい!」と言われたおかげで,色んな偶然が重なり,逢沢幹事を「一郎ちゃん」と呼ぶ備前の横山ママちゃまと一緒に,チャレンジャーを応援することができました。また,寺崎マダム宅に上がり込み,おにぎりの差し入れをいただきました。サポーターの連絡で,地域の方から差し入れをもらったとメールも入っていました。今年で5回目の100キロ歩行は,だんだんと地域にも認められつつあると感じました。ありがたいことだと思います。

 後輩愛
 夜中3時頃だったでしょうか,1期生の柳井さんから運転を頼まれました。ビシッとスーツを着こなし,夜遅くまで仕事をされていたんだなあと感心しました。でも・・・歩き方が変・・・なぜか,赤いパンツが見える・・・えっ!?ええーーっ!!どこでそんなスーツを仕立ててもらったんですかっ??「今夜は寒くなくてよかった・・・」と独り言をつぶやきながら,満身創痍で一生懸命歩いているチャレンジャーの一団に向かわれている姿に,一期生柳井さんの愛を感じました。

 バナナ
 私が100キロ歩いたとき,とてもエネルギーになりました。おいしかった!!6期生の沖津真菜ちゃんのリュックのポケットにバナナがあり,今年も差し入れにいただいたんだなあと思いました。メンバーが増え,様子が毎年少しずつ変わっていっても,変わらないものもあるというのがうれしく思えます。

 ありがとうございました
 ひざが痛いのだろうとわかるような歩き方をしていた,沖津真菜ちゃんが完歩しました。閑谷のポイントでは,いすに腰掛けお姫様状態でみんなから大事にしてもらいました(隣に座った安木君に申し訳ないくらい差がついていました)。24時間以内でゴールできるようペース配分をして一緒に歩いてくれました。つらいときは手を引いて歩いてくれました。サポーターの皆さんが「まなちゃん」と声を出して応援してくれました。一つ一つがありがたかったです。(私が言うのも何ですが,母代理としてやっぱりどうしても気になっていたことなので・・・)
 
 岡山政経塾の仲間って
 「明日は100キロ歩行だから,はやく寝ようっと・・・」と10時に床についた人は何人いるでしょう?きっとほとんどの人は遅くまで仕事をし,でも寝なくっちゃと切り上げて,チャレンジャーやサポーターの自分の役割をこなしているだろうなあと思います。真夜中しんとした藤野の交差点チェックポイントで,車でウトウトしている栗尾さん。その隣でチャレンジャーを静かに待ってる金関さん。お二人を見てとても愛おしく感じました。
 24時間という時の長さをどう使うか人それぞれですが,政経塾の仲間に会うと,まだまだ私はみんなに追いついてない,まだがんばれると思えます。言葉だったり,行動だったり,一緒にいるだけで励まされます。今回,自分の仕事の面で行き詰まり悩んでいたので,100キロ歩行でみなさんにお会いするのをとても楽しみにしていました。悩みを打ち明けなくても,みなさんの姿に多くの答えがありました。「与えられたポジションで,和をもって自分のできる精一杯を朗らかにする。」
 
 今年も感動,感激の100キロ歩行をありがとうございました。この機会を与えてくださった岡山政経塾の皆様,家族,地域全てに感謝です。