2008年 100km Walk

 
◆藤井 勲 (岡山政経塾 7期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「24時間100kmを歩いてみて。」



 ゴール2km手前、自然と鼻水が出てきました。止まりませんでした。
 そして鼻水をすすりながら、涙が落ちてきました。
 なぜかその時、卒塾式、入塾式、1回目の例会と同期のみんなと挨拶をし、意見をいい、2次会での熱のこもった討論を思い出しました。
 まだ、外見、年齢、経験で人を判断している自分がいたことを恥ずかしく思いました。
 岡山の将来について真剣に考えていく7期生であるために、まず素直に人の意見を聞き、愛を持って討論しあおうと思いました。
 100km歩行が終わってからが7期生のスタートだと思いました。
 7期生はみんなすばらしい。それぞれ個性があって、私より優れた点をもった人がたくさんいて、そして今回それぞれ各自、歩ききるという目標を精一杯がんばって、さらに西村さんを始めそれ以上の目標をもって、歩いた方もたくさんいたと思います。
 この仲間ならこの1年間楽しく成長できると確信しました。
 100km歩行挑戦前、先輩たちが実行委員の方々、サポート隊の方々、実際に経験した方たちからの励ましへの感謝を、口にされてましたが、実際に歩いてみて本当に感謝しています。感謝感激です。私にとってこの励ましが100km完歩の要因です。明るさを呼び込んでくれた大原さん、体の不調を気遣ってくれた丹生さんありがとうございました。
 瀬戸あたりでくじけそうになったとき、坂さんの加藤さんへの励ましを借りました。
加藤さんの伴歩という役割を一番に考えなくてはいけない方の加藤さんへの励ましを勝手に借りました。加藤さんにも迷惑をかけたと思います。
 申し訳ないやら、情けないやら。ありがとうござました。
 だから来年は先頭をきって、チャレンジャーのサポートをします。
 忘れてはいけない方がいます。
 備前総合体育館から無口で人を寄せ付けない雰囲気の(今思えば完歩という強い決意の表れだと感じます。)上から下まで白い服を着たチャレンジャーが前を歩いてました。
 沢良木さんです。
 ペースが一致したんです。挨拶をし、沢良木さんの話を聞き、打ち解けました。
 人間って同じ目標を持ってる人は話せば分かり合えるんですね。
 絶対に私も沢良木さんもゴールしたいと話しました。
一緒にがんばろうと一緒にゴールしようと話しました。
 平島の辺りで少し休憩を取り、出発しましたが、思うようにペースがあがらず、このままではゴールができないかもしれないと不安になりました。私はゴール手前15kmあたりから沢良木さんとのペースが合わなくなり、その後、坂さん、春名さん、加藤さん、端山さんたちと休むことなく必死に歩き出しました。でも沢良木さんはゴールまで自分を信じて自分のペースで一人で歩ききられたのです。しかも私のゴールから15分程度の差でゴールされたのです。沢良木さんと話をしたいです。どのようにしてゴールに向かっていく自分を奮い立たせたのかを。休みを取らずに歩いたのかも聞いてみたいです。
 RSKのニュースを見ました。
 沢良木さんと私が歩いている姿が映像に流れてました。
 そしてゴールで感極まった沢良木さんが映像に流れました。
 100kmを歩いてみて、分かったことがあります。それは今の私は一人では過酷な状況を乗り越えられない人間だということです。
 そして、100kmを歩いてみて、学んだことがひとつあります。
 それは、「参加する」ということです。
 すべてに対して興味を持ち、飛び込んでいく、参加していく。
 つらいことでもやり遂げたときの喜びは最高です。
 岡山政経塾でのこの1年間、「さあ!はじめよう」精神でいろんなところに顔を出して、がんばっていこうと思います。

 最後に、来年チャレンジされる8期生の方にアドバイスです。
  1. 合同練習前に体の痛いところ(特に関節)は完全に治しておく。
  2. 合同練習は全部参加する。
  3. 水ぶくれが出来ない対策をしっかり確認して、確実に実施する。
  4. できれば荷物は背負わないほうがいい。

以上、100km歩行に参加した藤井勲でした。

24時間 100km歩行 万歳!