2009年 100km Walk

 
◆本村 哲士(岡山政経塾 5期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「自分の原点」




【はじめに】
 今年も岡山政経塾24時間100キロ歩行が行われました。3年前、苦しみ、もがき、自分と向き合いながら歩いた、そのときの骨身にしみこんだ感情が毎年参加させていただくことでリアルに思い出されます。そして、それが今の自分の人生にとって原点なのだということも・・・。

【今の自分とは】
 私は岡山政経塾と出会い人生が大きく変わりました。今から約5年前、自分の志を探求する機会があり「地域から変革したい、もっと良い世の中に仕組みを変えていきたい」という想いを強く持ちました。するとしばらくして“偶然”岡山政経塾の存在をお客様との会話の中で聞きました。夜、自宅に帰って岡山政経塾のホームページを検索し、その中に書いてあった「地域から日本を変革する」という理念に共感し岡山政経塾の門をたたきました。
 その後、岡山政経塾五期生のとき、次男がお風呂で溺れ救急車で運ばれるという事件があり、初めてこの岡山2区(旭川から東部と私が住む瀬戸内市)には小児の救急救命できる病院が一つもないことを知りました。幸い息子は無事障害も残りませんでしたが、その時、妻ととことん話をし「地域から日本を変革する」という志に生きようと決めました。そして今、私は関係者の皆様のご尽力のおかげで衆議院議員秘書として志に生きています。
 しかし、毎日一軒一軒戸別訪問していく中で、様々な批判にさらされ心が折れそうになる弱い自分がいます・・・。理想と現実の狭間で、もがいている自分がいます・・・。そんな時、いつも自分を支えてくれるのは・・・100キロ歩行で頂いた気づき「一歩一歩の大切さ」でした。どんなに苦しくても、どんなにゴールが見えなくても、必ずそこにたどり着くんだという強い想いと覚悟があれば物事は成し遂げることができるのだということを、私は100キロ歩行で気づき、掴みました。
そしてすべての出来事は“偶然”ではなく“必然”であったことも・・・。

【おわりに・・・100キロ歩行に関わる全てのみなさまへ】
 今回、チャレンジャーのみなさまのサポートをさせていただく中で、改めて自分の原点に立ち返ることができました。苦しみながらもひたむきに、必死に歩いているチャレンジャーのみなさまとそれを支えるサポーターの姿を見て本当にたくさんの勇気をいただきました。年齢、立場を超えた仲間が一つの目標に向かって一致団結する姿を見て、人の持つ可能性と素晴らしさを改めて実感することができました。
 今日からまた、一軒一軒自分の思いを伝え、歩いていきます。
 最後に、この100キロ歩行を開催されるにあたり常に厳しく、そして暖かく見守っていただいている小山事務局長、西原幹事。そしてサポート隊、チャレンジャーのみなさまに心より感謝いたします。
「いつも関わっていただき本当にありがとうございます。」

以上