2010年 100km Walk
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◆難波 宏行(岡山政経塾 7期生) サポート隊 副隊長
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岡山政経塾100km歩行レポート
【24時間】
はじめに
今年で3年目の24時間100kmを迎える。今回の例会は7期生主体でのサポートが課せられており、私は副隊長の立場で臨ませて頂きました。
目的@ 「この例会を無事故で来年に渡す事」
目的A 「全てのサポートはチャレンジャーのために」
練習会
恒例の7kmの練習コース。9期生チャレンジャーとのコミュニケーションをとる事と、各々がどのような思いで入塾し、この24時間100kmに臨んでいるのかを知る事を目標に参加する。サポートをするにあたって、まず、相手を知ることが必要だと考えた。9期生の熱い想いを聞き、当時現役生だった時の自分と照らし合わせながら、共感や感動をしました。良い24時間100kmを体感してほしい。より良い例会になるようチャレンジャーの力になりたいと強く思った。
サポート隊の準備
池田隊長を筆頭に5名の副隊長、また練習会を取り仕切る実行委員、全員で取り組めた印象が強く残る。池田隊長が、私に家族がある事を気遣ってもらい負担を軽減してくれていた事、また約割の分担や全体の意思統一など率先して取り組んでいただいた事で、楽しくまた前向きに準備に取り組めたのであろう。
思いやりを感じ、段取りの重要性を学ぶ。準備は万端。そして本番を迎えた。
本番を迎えて
10:00にスタートし、サポート隊としての【24時間】がスタートした。今振り返れば、この【24時間】はアッというまで、心配していた眠気が一切なかった。理由は24時間100kmに取り組んでいるチャレンジャーの熱気と、サポート隊としての役割を全うしようとする緊張のためだろう。残り20km〜10kmの一番苦しい区間また時間帯を見させていただき、気持ちで歩いているチャレンジャーの姿が、とても印象的で正直掛ける言葉が見つからなかった。チャレンジャーは、特に物理的な助けを私に望んでいるわけではない。しかし、ひたすら声をかける事しかできず何もできない自分に苛立ちを覚えた。改めて、サポートとは何か、サポートの難しさを感じた。
サポート隊・副隊長としての本番
やはり【24時間】の中盤以降から慌ただしくなってくる。チャレンジャーとサポート隊の両方をバランスよく見きれず、多くの詰めの甘さが露呈した。副隊長としての役割を良く理解せず、24時間100kmに望んでいた証拠でもあり、反省点でもある。その事に気付かされたのも池田隊長の指摘からで、チャレンジャーとサポート隊、そして5名の副隊長のすべての立ち位置を把握し、隊長自らそれぞれのミスをホローしていった。多くを束ねるリーダーシップを目の当たりにした。
栗原さんの伴歩
残り15kmでNHK栗原さんの伴歩につく。すでに3名の伴歩者で固められていた。栗原さんは、もともと体調のすぐれないまま歩いており、距離も終盤でペースは上がらず、時間も全く余裕がないギリギリのところで歩いていた。4人が声をかけないと止まってしまいそうな…しかし、旭川の手前で、多くのサポートの方が伴歩に参加した時、今まで時速5kmをやっとの思いで歩いていた方が、時速6km強で歩きだした。昨年の8期津村さんにビックリしたが、今年の栗原さんにも驚かされた。人間の限界とは、自分でここまでと決めてしまえばそこが限界とよく言うが、人と人との互いに思う気持ちや信頼感が、自分の限界を飛び越えてしまう。そんな瞬間だったのかもしれない。
おわりに
2年前はチャレンジャー、昨年は実行委員のお手伝い、今年はサポート隊の副隊長、24時間100kmの様々な面から体感し感動してきた。すべての24時間100kmが印象的で特別だったが、今回はいうなれば【サポート隊の24時間】であった。サポート隊の一人として、この【24時間】を無事に取り組めたこと、 そしてチャレンジャーから頂いた感動が、私にとっての収穫である。
個人的に池田さんには、今年の24時間100kmの件に関して大変感謝しています。
ありがとう
また、岡山政経塾の関係されるすべての方々のお陰で、今年の24時間100kmを全力で取り組めたことに感謝いたします。
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