2010年 100km Walk

 
◆櫛引 直樹(岡山政経塾 7期生) サポート隊 副隊長

岡山政経塾100km歩行レポート
『100キロ歩行は例会だ!』




<はじめに>
 今回、副隊長の任にあたらせていただいて、『【過剰なサポート】とはなんぞや?』を考察した。


<事前打合せと当日>
 サポート隊の事前会議で「男性への伴歩をつけるべきか?」を話し合った。私は「体調に問題なければつける必要はない」と意見した。なぜなら【過度なサポート】にあたると思っていたからだ。他の副隊長も、理由は違えども、ほぼ同じ意見を述べた。池田隊長は「参考意見として聞いておく」と、ひと言残して当日をむかえた。
 当日は、皆様ご存知のとおり、数々のチャレンジャーに、数々の伴歩者がついた。私は、その光景をみて「事前の話と違うではないか!」と、微塵も思わなかった。見事な池田隊長の指揮。そして、誰もが応援伴歩につくことを嫌がらず、ただただ「チャレンジャーに、後楽園へたどり着いてほしい」という思いで動いていたからだ。政経塾の【絆】を目の当りにして、私もそれ以外のことを考えていなかった。
 チャレンジャーが、自分の足で歩き続ければ、伴歩がついても、休憩中にマッサージをしても、【過剰なサポート】ではないと、今回の100キロ歩行に参加して思うようになった。


<過剰なサポートとは?>
  【過剰なサポート】とは結局、何になるのだろうか? 参加するサポーターそれぞれに意見があると思う。ただ、原点に立ち返ると、「100キロ歩行は例会だ!」ということ。岡山政経塾の基本は【自修自得】の場であるのだから、100キロ歩行も、現役生・OBにとって学びの場である。チャレンジャーは、目的を持ってチャレンジし、サポーターは、その目的を達成する為のサポートをする。そこで得た学びを人生に生かす。この考えを忘れない限り【過剰なサポート】は生まれないと思う。
 「100キロ歩行は、イベントではない。例会だ!」と話したのは、池田隊長である。今回の100キロ歩行では、池田隊長から、かなり学ばせていただいた。目的を持ってチャレンジする人を、どうやってサポートするのか?人生の中でも、そういった場面は、何度もおとずれる。時には自分で判断して行動し、時には仲間に協力してもらう。人の意見を聞きながらも、自分が正しいと思ったことは貫く。同じようなことが出来るとは思わないが、これからの自分に役立てていきたい。


<最後に>
 小山事務局長、池田隊長、副隊長の皆様、実行委員の皆様に、かなりの負担を軽減していただいたおかげで、副隊長の役目を務める事が出来ました。あらためて、人の輪のすばらしさを感じました。来年も100キロ歩行のサポートに参加して、人の輪のすばらしさを体感します。

                          ≪岡山政経塾 第7期生 櫛引 直樹≫