2010年 100km Walk

 
◆沢良木 敦(岡山政経塾 4期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「2010年100キロ歩行をサポートして」




一、出発の緊張感
ゴールはもちろんだが、スタートのわくわく感・緊張感はなんなのだろう。
チャレンジャーではないのに、10時5分前に並び始めたくらいからわくわくする。
自分の中からも鼓舞してくるのを感じるが、周りも熱を帯びてきているのがひしひしと伝わってくる。
今年のGWはいい天気なのも手伝い、後楽園や美観地区や蒜山が増えたという状況であの一帯は異様な熱気を帯びていた。


二、沖田神社
改築中の沖田神社を少し見学した。願いが叶いそうなら軽く感じ、重く感じたならもっと精進しろという石を持ち上げたら、結構重かった腰にきた。まだまだだなと思いつつ、10キロを過ぎるチャレンジャーに声をかけた。
いきいきした笑顔が今のところ輝いていた。


三、今年のサポート箇所(市民センター)
昨年に引き続き、半分あたり(市民センター)と高島保育園の担当となった。
昨年体験した通り、長い待機となった。ただ、昨年と違ったことは市民センターの段階が今年は最後尾が早く過ぎたことだった。
もっと足が痛くなり12時間超える人が出るのではないかと思っていたため、予想より市民センターを早く出て高島保育園に迎えたことにほっとした。
途中、石碑などに立ち止まり、声をかけていたが、西原幹事とスタート前に話をした際に言っていたように今回温度差が激しくなりそうなのできつくなりそうなのが現実化してきた。
市民センターの段階ではもう後方の方たちに笑顔はなかった。


四、今年のサポート箇所(高島保育園)
96キロ地点のここはトップとの差が8時間近く開くので眠さと疲れをなんとかごまかしながらやらないとつらい。
陽が射し始めて、とある人から途中でもらった麦わら帽をかぶったので、多少疲労はせずに済んだような気がする。
もうあと4キロなので声かけも後ちょっととの掛け声になる。
ただこの地点でも冷却スプレーやテープなどを準備しておく必要があったなと今回感じた。
石碑のあたりで賀門さんに「その笑顔で高島保育園で会いましょう!」って声かけたが、その通りに笑顔で通過されたのには感心しました。
ゴールでは笑顔でしたが、ここあたりは皆なにかを思いつめたような、ほっといてちょうだいって言われそうな雰囲気でした。
栗原さんと伴歩の方々との1234の掛け声が鮮明に思い出されます。


五、感想
ほんの数時間前まで意気揚々と共に歩いていたのに、数時間も差が開く。
ただ歩くという単純な行為なのになぜこんなにまで差が開いてしまうのだろう。
自分が3度歩いた中で思うのは、2度目の小坂さんと一緒に歩いたときに20キロ地点くらいから一緒に歩くのは無理になったように、体と心と準備の違いが一人一人の差になっていき、それらすべてが大きな時間差になっていくんだろうなと思います。
それを縮めるのは日ごろの準備であり、皆との練習であり、意志であり、サポートだと思います。それが3度目に2度目の小坂さんと同じ時間で完歩できたのだと振り返ります。
皆の一体となる力は、一点に集中するとすごい力が発揮されることを感じた一日でした。
岡山政経塾の幹事の皆様、小山事務局長様、関わられた皆さまありがとうございました。

                   以上