2010年 100km Walk

 
◆本村 哲士(岡山政経塾 5期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロ歩行が気づかせてくれること」




 はじめに

 毎年毎年、我が家ではこの時期になると自然に100キロ歩行が話題となります。そして、家族旅行の計画もされることなく、ごく当たり前のように夕方からの100キロサポートが始まる・・・。
 気持よく100キロサポートに送り出してくれる家族に感謝の心が湧き上がるとともに、それだけ自分にとって大切な気づきを得ることができた機会であったし、家族がそのことを理解してくれていることが心から嬉しい・・・

 大切なこと

 毎年参加させていただく中で、自分自身が歩いたときは勿論、サポートさせていただくことでも本当に多くの気づきをいただいています。
 今回は初めてリタイアする方に付き添うことになりました。
 改めて感じたことは、完歩できる方にはできるだけの理由があり、できない方にもできないだけの理由があるということ。

 体と心と物の準備をしっかりしている人はやはり歩くことができる。
 しかし、この3つのどれか1つでもおろそかにしている人は歩くことはできない。

 そして、この3つの準備をするための根っこが必要。
 それは・・・”覚悟”だと私は思っています。

 私自身、初めて100キロ歩行に参加したとき、道中苦しくなると聴いていたのが”長者番付日本一”斉藤ひとりさんの「覚悟の話」でした。内容を簡単にまとめると、『どんな物事に取り組むときも”覚悟”があればできる。たとえば、どんなにしんどくても後ろから銃をつきつけられて「歩け!」と言われればその人は必ず歩く。要は”覚悟”の問題だ。”必死”でやるという本当の意味は、”できなければ必ず死ぬ”そういう覚悟でやることだ』というお話です。

 今年歩けた方はそれなりの覚悟をもって臨まれたことでしょう。
 今年歩けなかった方はそれだけの覚悟が無かったのかもしれません。

 でも、大切なことはそこから”何に気づき””何を掴むか”だと思っています。
 特に今回歩けなかった方は多くの気づきを得る貴重な機会だったと思います。

 是非、今回得た気づきを来年に生かせるよう心からエールを送ります。


 最後に

 毎年、参加させていただき、そのときそのとき違った感動や気づきをいただいています。そして、私自身が100キロ歩行で一生心に刻みつけた”一歩一歩の大切さ”をこれからも自分の人生の糧として生きていきます。
 私もこれから起業するにあたり、100キロ歩行同様「未知なる自分との戦い」が待っています。
 でも、つらいときや苦しいときは100キロ歩行で得た気づきを胸に、これからも地域のためにがんばっていきます。
 こういう素晴らしい学びの機会をつくっていただいている小山事務局長、西原幹事、そして親愛なる岡山政経塾の同志に心から感謝いたします。
 「本当にありがとうございました」