2010年 100km Walk
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◆春名 宏司(岡山政経塾 6期生)
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岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロ歩行とは人生である」
はじめに
私は100キロ歩行が大好きだ。どんな立場でも、参加すれば、必ず学びと気付きをくれる。まだ入塾して間もないチャレンジャー、リベンジ組や再チャレンジのチャレンジャーが目の前で感動のドラマを見せてくれる。そしてサポーター達の熱いサポートは魂をくすぐってくれる。
チャレンジャーとサポーターが共通の目的、目標に向かって一つになれる100キロ歩行の魅力に取り付かれて、今年もサポーターとして参加した。
本当に限界に挑戦することとは
今回、初めてトップグループを歩くチャレンジャーの姿を目の当たりにした。私は今まで100キロ歩行は完歩すれば、学べるものは殆ど同じと考えていた。しかし、その考えは甘いものであったことに気付かされた。
「完歩出来た」と「完歩した」とは結果は同じだが過程が違う。その過程の部分で最大限、挑戦する姿をトップグループのチャレンジャーに見た。おそらく彼らは、自分に負けることなく挑戦することを、普段の生活や仕事の中でも続けているのだろう。
自分自身を省みたとき、限界に挑戦する気で仕事に取り組んでいないことに気付いた。普段からチャレンジ精神を持って限界に挑戦する気で行動していかなければ、100キロを完歩して学んだことの意味が半減してしまうと感じた。
真の失敗とは
今回、古賀さん、三島さん、源さんの3人が、昨年の時間切れタイムアップからの見事なリベンジを果たした。(源さんは2度目のリベンジだったが…)
彼らの姿は、100キロ歩行の醍醐味の一つで大きな感動を与えてくれる。彼らから感じたのは、今年は何が何でも絶対歩くという決意と今年駄目ならもう次は無いという覚悟だった。失敗は諦めない限り、失敗では無く経験となる。「真の失敗とは困難に挑戦することに、無縁のところにいる者たちの事をいうのだ」ということを彼らの姿から学ばせてもらった。
過去の実績は力にならない
木下さん、山中さんの100キロ再チャレンジの2人に興味が湧いた。私は3年前の完歩後もう二度と歩きたくないと思った。そんな私に彼らの心境は分からないが、一つだけ分かるのは、「過去に完歩した実績は、今回のチャレンジにおいて力にならない」ということだ。その中で無事、再完歩を果たした彼らは今回にチャレンジにおいて、最善の準備をしたのであろう。過去に慢心せず、新たな気持ちで取り組んだ成果は完歩という形で現れた。
そんな2人の姿から、自分はこのままサポーターとしての参加でいいのかという気持ちが沸いてきたが、それは日々の仕事の中で表すことの方が今の私には必要であるという結論に至った。
最後に
スタート前の後楽園で、西原幹事が「100キロ歩行とは人生である」と仰られた。100キロ歩行も人生も1人では歩めない。多くの人の支えによって歩ませて頂いている。支えてくれる多くの人に感謝することを忘れずに、これは私の人生なんだと責任を持てた時に全てが前向きに変わっていくのだと感じる。
100キロ歩行で学んだことを実践し、もっと高い目標を目指して、少しでも社会に貢献する為に、自分の限界に挑戦する事を続けていきたい。
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