2011年 100km Walk

 
◆石川 英知(岡山政経塾 10期生)

岡山政経塾 100km歩行レポート             2011年5月12日
「24時間100km完歩の人生を楽しむ為に」
  〜天使のような悪魔の囁きを振り切って〜



感謝

 今、こうして岡山政経塾恒例の24時間100km歩行に対し、岡山政経塾の団結力・行動力・対応力を体感・実感して完歩を成し遂げた達成感と、それ故に、これから先の人生に向けて底知れぬ期待感を胸に抱いてレポートが書けることは、この上ない喜びであり、感無量です。これも家族、最高の10期の同期、難波実行委員長や実行委員の皆さん、波多サポーター隊長やサポーターの皆さん、応援や同歩頂いた西原幹事、逢沢幹事、そしてこれまで連綿と24時間100km歩行を開催し続けてこられた小山事務局長のお陰です。本当に有難うございました。




最初の気持ち

 なんで24時間もかけて100km歩くのか。最初に思ったのはこれでした。計算上では時速4.2kmで歩き続ければ可能です。日常の歩く早さが時速4kmくらいと聞いていたので、可能かと思う反面、それを24時間も続けるのは経験がない為か、難しいと思いました。しかし、岡山政経塾の恒例行事である24時間100km歩行は絶対条件。過去に多くの先輩方が達成していること、岡山政経塾挙げての万全のサポート体制、そして「できない理由は考えるな、できる理由を考えろ」の一言と、最高の10期全員完歩の誓いが僕自身の中で完全昇華し、「やるからには絶対完歩した人生を味わう。24時間で100km歩けばいい、なんとしても違う自分になって決意表明した、皆が健康で文化的な生活を送れるようにし続ける」と頭を切り替え、目標を持って心と体と物の準備に取組みました。




24時間100km完歩の目的

 やるからにはできる理由だけ考えました。練習会に行けない、困ったではなく、どうやったら納得のいくコンディションなるかを考え、練習会に参加し、自習練を行いました。また、やるからには目的も必要です。これは3.11@支援プロジェクトで見聞きした岡山政経塾の団結力・行動力・対応力を、万全と言われるサポート体制で体感・実感しよう。そして自分自身も塾生としてこれから先の人生に活かしていく為に岡山政経塾の団結力・行動力・対応力をしっかり学びながら歩こうということに決めました。




24時間100km当日

 平成23年5月3,4日は僕にとってこれから先の人生で一生忘れることのできないターニングポイントになりました。納得のいくコンディションでスタートしたものの40km〜100kmはこれまでの人生で経験したことのない辛さ、暗さ、寒さ、激痛を味わいました。歩くのは自分自身です。そして歩き続けて楽しさの後に、辛い、暗い、寒い、痛いのを味わうのも自分です。またそれに打ち勝つのも自分です。自分自身の闘いであり、ただ準備した通り歩くだけです。しかしそれだけではこの戦いには勝てませんでした。何故なら、「また、明日やろう」「また次ぎがあるさ」「いまのままでいいじゃないか」という今までの自分が襲い掛かってきたからです。そして70kmという一番心折れる地点では「リタイヤしてもいいぞ、楽になるぞ」という天使のような悪魔の囁きが襲ってきました。それらを振り切って勝てたのは、「やるからには絶対完歩した人生を味わう。なんとしても違う自分になってやる」という強い意志と、最高の10期の仲間と、聞きしに勝る万全のサポート体制に支えられたからに他なりません。あの随所に至る団結力とこれまでの経験に裏打ちされた行動力、「心が大事、心を折らないように頑張れ」「痛いのはみんな一緒、まめと友達になれ」など、その場その場に応じたエールは本当に助かったと同時に多くを学びました。有難うございました。




ゴール 

 激闘のすえ、同期の高橋健太氏と一緒に感動のクライマックスゴールを決めました。最高でした。こうして振り返ってみると、この24時間100km歩行はいろいろと苦楽がありました。ぎゅっと凝縮された人生だった気がします。実際、これまでの人生で行った努力以上の努力をし、これまでにない根性を見つけました。これから先の人生は努力と根性でなんでもできる。そして僕は団結力・行動力・対応力抜群の岡山政経塾の塾生です。これから先の人生が楽しみです。皆様、本当に有難うございました。引き続き宜しくお願い申し上げます。