2013年 100km Walk
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◆瀧 幸郎(10期生・サポーター)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行サポート・レポート 2013年5月16日
「リーダーシップ」
はじめに
今年もいよいよ始まった。
実行委員2年目として去年の7月から会議を重ねたにも関わらず、まだまだ準備が足りなかったようにも感じるが、大きなトラブルなく大会は予定通り始まった。
1.研究科のリーダーとして
去年の大会において、実行委員の一員として運営に携わらせてもらったこともあり、今年はよりみなさんのお役に立ちたいと思い、研究科一同の了承をいただきリーダーの役をやらせていただくことになった。私の思い違いで、みなさまにご迷惑をおかけしたこともしばしばあったと思うが、なんとかご協力いただき無事大会を迎えることができた。
研究科という「組織」のリーダーとして会議を進めるには経験不足だったため、小山事務局長に「組織」について色々とご指導をいただいた。仕事やプライベートとの兼ね合いもあり正直しんどい時期もあったが、それ以上に得た学びは、今後の人生に於いて間違いなく有効に働くに違いない。
もとよりリーダーとしての資質があるのか疑わしいうえに経験不足な私だが、最初から心掛けたことは「次に困らないような体制作り」だった。つまり「伝手(つて)で行われていたことのマニュアル化」である。
政経塾関係者は社交性が高く顔が広い方が多い。一般企業に何かお願い(後援や協賛、大会告知のビラ設置など)をする際には、伝手があれば話は早く成功率も高い。逆に言うと、その伝手がなくなれば成功しにくいということであるが、伝手がなければ成り立たない関係性というのはとても危ういと感じていた為、誰がやっても同じ成果があがるような仕組み作りを心掛けた。もちろん、伝手に頼らないと到底無理なこともあり、振り返ってみると伝手に頼らせていただいたケースの方が多かったように思う。来年以降の課題のひとつである。
2.ウォーキング愛好家
大会告知のひとつとして、倉敷ツーデーマーチにビラを配りに行って感じた事だが、ウォーキングブームはまだまだ熱い。いわゆる「団塊の世代」が第一線を退き、余暇を過ごすスタイルとして、靴さえあれば誰でも手軽にできるウォーキング人口は増えているように感じる。
倉敷ツーデーマーチの40kmコースにエントリーしている人は年配の方が圧倒的に多く、そのうえ2日間とも40kmコースにエントリーしている方も多かった。2日で80kmを歩くという事だが、同じルートを歩く訳ではなく、1日目と2日目はゴールもルートも別で、飽きないように工夫がしてある。1日目にビラを配った方は、たいてい2日目にも会場にいるので、「昨日もらいました」と言われ2日目はビラがあまり減らなくて困ったのを覚えている。また、本大会のことを知っている人もおり、他の100キロ歩行大会に参加したことのある人も多かった。40kmコースにエントリーする人は、かなり熟練した愛好家達だった。残念なのが、佐世保?島原ウルトラウォークラリーと日程が重なっており、そちらにエントリーしているから無理、という方が数名いた。いずれにしても、今回のビラ配りで愛好家の方々にアピールできたものと思われる。
3.晴れの国おかやま 24時間100キロ歩行
日本全国に本大会と同様な大会は存在する。一番規模の大きな「別府〜行橋100キロウォーク」に研究科から数名がエントリーし、小山事務局長、源さん、尾上さんには視察に行ってもらった。そこでのレポートを通じて、岡山政経塾主催ならではの良さを再認識し、また取り入れた方が良いシステムを模索した。
今年の大会を振り返ると、まずは大きな事故もなく無事大会が終われた事にホッとしている。多くの政経塾関係者や一般のサポーター、その他多くの方々に支えられていたからこそ成し遂げられたことで、この場をお借りしてすべての方に感謝を申し上げます。
当日は救護班として、チャレンジャーの様子を観察しながら車を巡回したり、サポートポイントで声をかけたりしたが、やはり参加者達と直接ふれあう事は良い。私も歩いたことがあるため、歩いている人の楽しさや苦しさを理解できる。だからこそ、自然と仲間意識が芽生え、声をかけやすくなる。こういうふれあいというのは人間本来のあり方なのだと思う。いまの日本では、PCやスマートフォンの普及により、インターネット上でのやりとりが急激に増え、経済的には豊かであっても心が貧しいと言われている。こんな社会だからこそ、100キロ歩行で体感する人と人とのふれあいが、チャレンジャーにもサポーターにも響くのではないだろうか。
また、善意で協力してくれている一般サポーターの方々の扱いについてであるが、せっかくの善意にうまく応えれていないように感じることがあった。政経塾OBのサポーターも大切であるが、これから増えるであろう一般サポーターの扱いは来年以降の課題としたい。
さいごに
リーダーとしての役割がしっかり果たせたかどうかは自分では判断のしようがないが、去年の夏から順調に痩せていく私の姿を見て、数名の方々が早い時期から協力してくれたということを考えると、リーダーシップというのとは違うが、進むべき方向は間違ってはいなかったと思いたい。今後、本大会が岡山を代表するスポーツイベントとなり、参加者の心身ともに健康に繋がるような大会になることを願う。
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