2013年 100km Walk
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◆沖津 真菜(6期生・サポーター)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行サポート・レポート 2013年5月16日
「一生懸命」とは?
「一生懸命やりなさい」
子どもたちにはそんなことを言うのが仕事になっている。
じゃあ、「一生懸命」って何なのか。日々の生活の中でぼんやりと霞んでしまっているように感じた。
私にとって久しぶりの24時間100キロ歩行であった。自分が歩いたのはもう6年も前のことだというのにあらためて驚く。そのときの自分の姿や気持ちもだんだん記憶の中で風化しつつあることが気がかりだった。
今年、私がボランティアとして参加した理由は、冒頭で述べたようにもう一度振り返って考え直したいことがあったからだ。50キロ地点の伊里漁協。折り返し地点である。ここを通る人の様子は様々で、軽やかに“かまたまうどん”を食べて去っていく人があれば、足をひきずって、もう歩けないのではないかという人もあった。
「この人はもう歩けないだろう」と私は思った。でも、たとえボロボロでもリタイアせずに通り過ぎていった人もいる。こちらが、限界を決めることはできないのだと感じた。
50キロの道のりは人によって重さが違う。でも、今できることをただやり続けること、今しかできないことにしっかり目を向けること。それが「一生懸命」なのだと思う。だから、「一生懸命」の度合いは人によって違うのだろう。
子どもたちの「一生懸命」を認めてあげられる人になろうと思った。そして、その「一生懸命」を信じて見守れる人になろうと思った。
この100キロ歩行で、運命の出会いがあった。
なんと「沖津」さんに出会ったのだ。(親戚ではない)日本には一説に3,200人の沖津さんがいるという。今回の100キロ歩行で、見ず知らずの3人の沖津さんが偶然出会ったという奇跡に感動した。
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