2013年 100km Walk
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◆東平 泉(一般参加・ゼッケン:1)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 2013年5月12日
「24時間100キロを歩いて」
私がこの「晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行」を歩こうと思ったのは、末の娘も無事就職が決まりこれで1つの節目(子育てが終わった)を迎え、これから自分の人生いかにすべきかを考えていたところこういった大会があるといってパンフレットを頂き自分の限界に挑戦しようと思ったのがきっかけです。
しかも大会は5月、まだだいぶ先のことだと安易な気持ちでいました。そして1月15日連休明けにネットでサイトを見ていますと先行受付を始めましたと出ていました。
軽い気持ちで会社の友人を誘って申し込みをしたらなんと受付番号1番とのはがきが来ました。当然友人は2番でした、女房からもさんざんいやみを言われましたがもうどうすることも出来ない。これはやるしかないと腹をくくり12年度参加者のレポートをじっくり読み心構えと準備をしました。
1月から週3回6キロコースを1時間かけて歩く先週とこつを知るために練習会に参加しました。一度しか参加できませんでしたがそれからは50分で歩くように練習しました、しかし下見に行ったときその距離とコースに愕然とし後悔しました。
そしてあっという間に5月3日を迎えていました。
100キロ歩行での自分の決意は
1, 100キロ必ず完歩する
2, 周りは気にしない、順位では無く24時間で100キロと言い聞かせる
3, 足裏まめは気にしない。つぶれていたいのは想定内と我慢する。
4, コースにおけるCP、応援スポットの通過時間を自分なりに想定しマップを作り管理
5, 適度な補給を心がけスタミナ切れを起こさない。
6, ゼッケンナンバーに恥じない行動
以上を心がけて臨みました。
スタートして海吉交差点から沖田神社に向かう途中トイレ休憩で取り残されましたがそこで仲間に追いつくことはあきらめて自分のペースで歩けたのは良かったです。
多くの仲間、会社の社長・同僚のTEL、メールに励まされて19k門前交差点応援スポットで頂いた苺がとっても美味しかったです。
そして30kの飯井交差点までは予定時間通りで通過しました、しかし自分のペースで進んだのはここまでで、スパッツ、サポーターなど万全の準備で臨んだつもりが靴も選んでウォーキング専用シューズを買ったのですが自分の足との相性が悪かったのか35キロ過ぎから足裏に違和感が生じ、また親指も圧迫されて来てこれは「やばい」と言った感覚でした。そのまめが鶴海交差点前で次々とつぶれていきます、その都度激痛が走って歩けなく足を引きずって進みました。さすがにもうここまでだとあきらめそうになりました。そしたら近くにいたチャレンジャーの方と話が出来その方と一緒に歩いていると痛みも麻痺するのか気にならなくなり備前体育館まで到着できました。ここでボランティア、応援の方の給水とオレンジで一息いれることが出来ました。
夜間準備と栄養補給を行い伊里漁港目指して進みました、その遙か彼方を眺めながら折れそうな心をコンビニで買ったでっかい海賊おにぎりをほおばりながら進みました。
おなかが空く前に食べないとエネルギー切れでダウンすると思いカロリー補給はこまめに行いました。50k地点の伊里漁港まではなんとしても到着するぞ、と真っ暗になった通りをやっとの思いで到着、そこには女房殿と母親が応援に来てくれていました。
寒くなり防寒ジャンバーを差し入れてもらい、ほっと一息、ここでもボランティアの方の暖かいおうどんと応援メッセージのゆで卵を頂き力がわいてくるのが分かりました。
そこから閑谷学校緑地公園までの長かったこと、誰も前にも後ろにも人の影が見えなく真っ暗な中ただ歩く、やっとトンネルにさしかかりサポーターの方のジャンパーを見たときはほっとしました。
閑谷学校緑地公園応援スポットでは岡山掃除に学ぶ会 小西代表夫妻が9時半にもかかわらず来られていて感動しました。
足の痛みも立ち止まったり休憩すると痛みが増すのでそのまま歩き続けると案外足が前に出ます。吉永駅からの道では勇気を与えてくれる言葉が沿道にずっと掲げてありこれには助けられました。
そして土手の上を真っ暗な中歩いていて政経塾12期生の栗山さんと出会いお互い励まし合ってリバーサイドに到着、そのままゴールまで同行する。
途中彼女の友人も応援に駆けつけていろいろ話しながら歩いていると時間が経つのも早く感じ無事セブンイレブン瀬戸に到着、そこから大原橋までの長かったこと、遠くに岡山市街の町並みが見え夜が明けてくる「帰ってきたぞ〜」と叫ぶ。振り返って(東に向かって)太陽に手を合わせてゴールを祈る。そのすがすがしさに感動したのもつかの間ここから足の痛みも限界、少し歩いてストレッチ、限界を超えるとはこのことかとぶつぶつ言いながら法界院を過ぎ柳川ロータリーから岡山神社を通ってゴールしました。
自分の予定は9時着でしたが一緒に歩いた栗山さんに引っ張ってもらった結果、予想外の6時台でゴールできました。
この100キロ歩行、正直限界に挑戦と言って挑んでみましたが40キロであきらめかけていました。しかし49キロ伊里漁港で待っていると来てくれた女房殿 閑谷緑地公園にいるとメール頂いた小西さん、こうなったらもう歩くしかない。
そして後半同行して頂いた栗山さん、支えて頂いたお母さん、本当にお世話になりました。
私1人ではリタイアしていたかもしれません。感謝、感謝です。
多くのサポーター、応援の方、本当に有り難うございました。
皆さんに支えられてゴール出来ました。
足の方も豆がつぶれてどうなるかと心配しましたが思った以上に早く回復する物です。
この経験を活かして何事にも挑戦して行きます。まだまだ人生これからです。
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