2013年 100km Walk
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◆高田 構次(一般参加・ゼッケン:277)
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晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート 2013年5月6日
「24時間 100キロ歩行に思う」
チャレンジの動機
昨年の5月3日、日の暮れたコンビニの前で座り込み水分補給をしていたチャレンジャーを見て、何をやっているのかこれは? 100キロ歩行のイベントがあることは何となく知っていたが、これかあ〜と思ったのが最初です。その時は、どこがスタートか知らず、また閑谷学校がゴールかな〜ぐらいの感覚でした。
今年、チャレンジャー募集の新聞広告を見て挑戦に心が動き、その頃山陽新聞ちまた欄に体験談の投稿が載り、強く背中を押されました。そして政経塾HPでこれまでの記録を見て、何とか完歩できるのではという気持ちになり、チャレンジを決断した次第です。
準備
私は痛風の持病もちで、自営業で仕事場が自宅の隣であるため、普段はガラケーの歩数計で1日当たり1000歩程度しか歩かない。週1のテニスとジムでのマシン歩行2キロが主な運動である。練習会には行けないので、HPのトレーニングメニューにならい時速7qでのマシン歩行1時間を週1回。時速6qの速度で片鉄ロマン街道20q〜30qの距離を、3回こなした。(練習で足うらの皮がむけ、これでは100キロは無理かなと感じたが、足まめとわかり対策を検討する。)
練習の積算距離は、メニューの量にはとうてい届かないけど、本番は気合いで何とか乗り切れるのではと考えた。
装備
靴 普通のスニーカー(ロマン街道での練習でマメができたため、本番ではよりフィット感のよいマシン用を使用した。後半重さが気になった。)
タイツ (筋肉の締め付け感が良いとのことで、通販で購入。後でわかったが、足首の締め付けが強すぎたようで、6日の今日も痛い。)
半袖ポロシャツ、日除け腕カバー(腕カバーは100金で購入、当日は寒さ対策にも役立つ)
その他
長袖シャツ、トレーニングズボン、ウインドブレーカー、雨具(100金)、エヤーサロンパス、ボルダースポーツ(足マメ対策、練習時の跡も悪化せず役立つ)、エネルギー補給のドリンク、飴玉等
本番
スタート→31キロ(飯井交差点)
50番ぐらいの位置でスタートゲートをくぐったが、皆んなペースが速い、とんどん追い越されて旭川河川敷をあがる頃には後部位置になった。ペースオーバーにならぬ様に歩き、また写真を撮りながら、河川敷からの景観、百間川堤防でのヒバリの鳴き声等、ウオーキングを十分に楽しめた。西大寺緑化公園で靴下を脱いで昼食と、半分遠足気分である。
31キロ→49キロ(伊里漁協)
これからは未知の領域で、どういう状況になるか不安であるがまだまだ余裕はある。通過順位もCPで教えてくれるが、ほぼ自分の思っている通りで、抜くことも抜かれることもあまりなく、後ろに100人位いるのかと考えながら、地元でよく知っている道をひたすら歩く。
49キロ→58キロ(閑谷学校緑地公園)
伊里漁協から伊里中までは、若者グループが6キロぐらいのスピードで引っ張ってくれたので、離されないようについていく。伊里中のコンビニでは、うどんの食べられるコーナーがあり、元気があったらここでビールを飲み、うどんを食べようと作戦を立てていた。
伊里漁協でごちそうになったうどんを前菜にして、予定どおりビールも飲めた。まだ元気はあったが、イケるかもしれないという気持ちと、マダマダわからん気持ちが半々である。
58キロ→68キロ(リバーサイド)
気分は仏道の修行か? ガマン、ガマンと言い聞かせながら、前方の青いライトの点滅で進路が間違いないと確認して黙々と進む。通過順位はこれまでと変わらないが、予定時刻をかなりオーバーして到着。
68キロ→82キロ(セブンイレブン岡山瀬戸店)
さあ、次は万富公民館とリバーサイドを出た。足元をライトで照らしながら確認するが、県道でも歩道のない部分も多く、歩道があっても段差と傾斜でフラつく。捻挫しそうになり足首にもダメージを受けそうである。ライトを持つ手は冷たく、手袋はない。上着の袖で手をおおって我慢する。万富公民館の場所が分からず通り過ぎたようである。孤独を楽しんだがこの14キロは長かった。明るくなって瀬戸到着。
82キロ→90キロ(大原橋)
時速4キロで往ければ、時間内に着けると他のチャレンジャーが教えてくれるが、仏道の
修行がだんだんと拷問に近くなる。ここまで歩いて痛いところのない人はいない、いいぺ
ースですヨ〜、とサポーターが声をかけてくれるが、たまらずイスに座らせてもらって休
憩する。
90キロ→ゴール
ペースが上がらない! 自分でも、ヨタヨタ歩いているのがわかる。痛む足をかばい、ふんぞり返った、かっこうの悪いフォームの自分の影が道路に写る。ペースを上げなければタイムアウトになる恐怖感におそわれる。むりやり前傾姿勢にし、イチ、ニイ、サン、シイと掛け声をだしペースをあげようとするが、すぐに元の姿勢にもどってしまう。
岡山市街地に入り赤信号で止まるのがつらい! 何かにつかまっていないと、じっと立てないし、青に変わっても一歩がなかなか出ない。
クレドビルまで行くのかと思っていたら、柳川ロータリーを左折の誘導、これで救われたが、時速2キロでは間に合わない、3キロで行ってくださいのアナウンス。
ゴールテープを切る自分の姿をイメージして、イチ、ニイ、サン、シイ!達成感より、間に合ってよかったの安堵感でゴール。
振り返って
良かった点 ・前半ペースオーバーにならなかったこと
・ディクトンスポーツで足マメ跡が悪化しなっかた
・日よけ腕カバーで温度調節ができた
反 省 点 ・タイツでトレーニングしていなかった
終りに
5日、6日と体はまだボロボロですが、印象が薄れないうちにとレポートをまとめました。明日からの仕事に支障をきたさないか、心配です。
しかし、高齢者の仲間入りする年齢になって、ウキウキ気分で準備ができました。
ウオーク、チャレンジ歩行、強歩、いろんな名称の大会があるが、24時間以内の完歩を目的にして、サポーターの支援も暖かく、津田永忠の足跡を訪ね歩くような大会は他に類がないと思います。
この24時間100キロ歩行がさらに成長して、精神修養にスポーツ振興に、地域おこしに観光振興に、日本を代表する歩行大会になるよう願っています。関係各位のさらなる御努力を期待して、私のレポートと致します。
大変ありがとうございました。
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