2013年 100km Walk

 
◆坪田 容一(一般参加・ゼッケン:412)

晴れの国 おかやま 24時間・100キロ歩行レポート             2013年6月6日
「68歳「24時間・100キロ歩行」への挑戦」




 2月20日の山陽新聞紙上で、80歳の三浦雄一カさんが「3度目のエベレストへ挑戦」という記事を目にし、それまで「24時間・100キロ歩行」への挑戦を決めかねていたが、気持ちが大きく動かされた。80歳でエベレストへの挑戦に比べれば、68歳で100キロ歩行への挑戦は、たいしたことではないのではないか・・・と。それでも本当に100キロ歩き切れるだろうかという不安が大きかったので、試しに瀬戸内ツーデーマーチの40キロへ参加し、ついに100キロ歩行への挑戦を決意した。

 申し込みをしてからは、24時間以内に100キロを完歩するには「心」と「身体」と「物」の準備が必要ですというアドバイスを元に準備を進めた。
 「物」では、まず靴が一番大切と考え、自分の足の形に合わせて中敷きを作ってもらい、靴も底の厚い硬めの靴に替えた。おかげで、小さな豆は出来たが、歩くことには支障なく最後まで快調に足を守って歩かせてくれた。あとは皆さんと同じように、靴下の履き替え、軽量のリュック、最低限の食料等に気をつけたが、特には前年参加された方のレポートから夜寒く、手もかじかんだとのアドバイスを参考に準備した。
 「身体」の準備では、練習会には参加できなかったが、14〜5年来、健康管理のため毎日約8キロのウォーキングをやっていたのを、挑戦を決意してから大会の前の週まで、毎日約15キロの歩行に切り替え(スピードアップして)トレーニングした。
 余談ですが、今回の「24時間・100キロ歩行」に挑戦したお陰で、それまでオーバーしていた、コレステロール・中性脂肪が正常値になり、改めて歩くことが健康に良いと言うことを認識させられ、これからもウォーキングは続けたいと思った。
 「心」の準備では、コースの下見、ゴールまでの所要時間を22時間と設定し、逆算した時間を地図上に書き込み、シミュレーションを繰り返し行った。

 歩いているときは、50キロ迄は歩いた距離を頭の中でプラスし、50キロ以降は残りの距離をマイナスしながら歩いた。つまり、50キロまでは、もう10キロ歩いた、もう20キロ歩いた・・・・と数え、50キロ以降は、あと40キロしかない、あと30キロしかない・・・・と数えながら歩いたので、苦にならなかった。又、真夜中に一人で歩いているときは、持っていったラジオのイヤホンから流れてきたAKB48のおしゃべりや、歌に寂しさを紛らわしてもらった。
今回参加させて頂いて、68歳、その気になり万全な準備をして挑戦すれば、まだまだいろんな可能性を秘めているのだなと改めて感じさせて頂いた。
 でもその裏には、途中でおいしいイチゴを提供して下さった方、うどん、おにぎり、その他色々御世話して下さったボランティアの方々、コースの要所、要所で誘導して下さったサポーターの方々、この企画を立案、運営して下さった岡山政経塾の皆様、たくさんの方々に支えられ、貴重な経験をさせて頂きました。本当に有り難うございました。
 又、私的には、誰が100キロ歩行に挑戦するのだろうかというくらい前日から力の入っていた家内(当日も)、応援ポイントに駆けつけ励ましてくれた子どもや孫達にも感謝しつつ、次は何に挑戦するか今から楽しみにレポートを終わります。