2008年6月 岡山政経塾 体験入隊 特別例会
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◆難波 宏行(岡山政経塾 七期生)
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『自衛隊体験入隊』
「自衛隊体験入隊」 始まるまで私は想像もつかなかった。100k歩行、今までの例会とは違い先輩方の情報は全くない。それは岡山政経塾で初めての例会であるからだ。また、運が良いのか悪いのか、例会担当になっていた。
多賀、富田、難波、西江4人の例会担当と、自衛隊との交渉していただいた山田さん、ご意見番の永岑先生、小山事務局長とで段取り及び打ち合わせ、私たちの中ではすでに自衛隊体験入隊は始まっていた。7期生4人の担当者は、2日間の体験とは別に良い経験ができその中で得るものは大きかったのではと感じている。
当日、予定通り出発したものの日本原駐屯地に到着したのは予定の時間を過ぎていた。
気持ちが焦る。岡山政経塾と自衛隊の初めての接点は最悪のスタートであった。そのためか、時間に厳しいせいもあったか1日目は寝るまで時間に追われる感じがあった。反省である。
全員が貸与された軍服に着替え、それらしくなってきた。気持ちが高ぶる。基本教練とともに統率、規律の意味を学ぶ。
体力測定のときに準備不足がもろに出た。動きやすい格好、つまりジャージである。情報、連絡なかったため、恰好がバラバラになってしまった。来年はこれを教訓にTシャツ
とジャージは岡山政経塾のロゴ入りで揃えたいものだ。
自炊のカレーはウマかった。時間があればおかわりするのに、とても残念であった。
懇親会では私たちの班の担当の助教と酒を酌み交わす。年齢も近いせいか打ち解けるのに時間はかからなかった。とても気さくでヤンチャっぽい感じがした。教練などでとても厳しく接していた助教とは別人のようであった。私は質問をした。
「なぜ、陸上自衛隊に入隊したのですか?」と、すると助教は答えた。
「親や当時の先生の勧めもあったが、当時の阪神大震災で救援活動をする姿をテレビで見て人のためになる仕事であると感じた。消防隊と迷ったが、今になっては自衛隊でしかできない仕事もあることに気づき、とてもやりがいがある。」
感動した。その反面18歳のころの私の不純さ、未熟さに恥ずかしさを覚えた。
そして、次の朝?を迎えた。正直早いのは知っていたが、早すぎた。それから永延、並んで歩く。100kとはひと味違う苦しさだった。全員同じペース、私語禁止のため励まし合えない、多くの人で歩いているのにとても孤独な時間だった。
すべてが初めての経験、その中で私が学んだことは、
@ ひとつの集団が一つの目標に向かわせる難しさ(統率・リーダーシップ)
A 陸上自衛隊の重要性、または存在する意義
現地に赴き肌で感じ学べた、この機会を与えて頂いたすべての関係者の皆様に感謝です。
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