2005年 直島特別例会
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◆永野 公靖(岡山政経塾 四期生)
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直島例会レポート
入塾後、間もなく私の直島例会は始まりました…直島例会の担当です。
4月に担当3名と小山さんで、打ち合わせ。「とりあえず、下見にいかないけんな。」
という事で、5月12日に直島例会担当のおっさん3人で下見へGO!フェリーに乗り、直島へ行きました。到着後、まずベネッセハウスへ。まずでかい黄色と黒のかぼちゃがお出迎え…
同行したT氏が尿意をもよおし、ベネッセハウスのスタッフに対し、広場中央にあった円柱の建物を指し、T氏 「すいません、あれトイレですか?」
スタッフ「…すいません、あれ作品なんです。」
そんな感じで、下見中ずっと、「現代アートはわからん。」ということでした。
本土に、帰って何度か打ち合わせをし、連絡を取りながら当日を迎えました。
7月23日(土)
8時に宇野集合し、出発。
AMは現代アートを見学。このときも、現代アートはわからん…が率直な感想でした。
PMからは4名の豪華な講師の方々の講演が始まりました。
今回、中でも印象に残ったのは、福武幹事の講演でした。
「現代アートは、考えるきっかけを与える。」的なことをおっしゃられ、今まで下見の時から、現代アートはわからん、わからんと思っていたのが、「わからんならわからんで、もっと考える必要があったということか…」「理解しようと思っても、理解しがたい。でも、そんなものなのだと受け入れる事はできる。人と同じかも…」
知的障害者施設で働く、私にとっては非常に大きなことでした。
施設には、超個性的な面々が集まり、日々の生活を送っているのですから、一般人の理解を超越した部分も多いのです。
夜は、飲んで、食べて、話して、酔っ払った人に絡まれて、砂浜で寝ている人を「埋めてやろうか。」と思いながら今回はやめて、後片付けをし、2時半だか3時に就寝しました。
7月24日(日)
7時に起床。7時半から朝食。その後、分科会に分かれてディスカッション。
木陰で涼しかったです。
教育・福祉分科会
厚生労働省管轄の「福祉」、文部科学省管轄の「教育」まったく非なるものではあるが、少子化、公的なサービスとしての顔、地域との共存、原点、などそれぞれが共通のキーワードも多いです。福祉と教育が近づけば新しい事もできるだろう、ということです。
具体性はまだまだこれからといったところですが、なかなか良い話をしたつもりです。
PMは豊島へ、産廃の不法投棄現場の見学。
「この中に、自分の出したごみがあったら…」などと考える。
今回の講演、見学等で共通して感じた事は、「住民の自治力の向上」「小さなコミュニティーの復活」これらの事を、強く感じました。
『住民が自分たちが関わる全てのことにおいて、いかに主体的・協働的・協調的・徹底的に、関われるか。』この方策を考える必要がある。
個人的には今日からできることでも、その地域全体が共通理解を示し、全体としてできるようになるまでどれだけの年月が必要だろうか?
私はそれらに対し、福祉という観点から、近づいていきたいと思う。
以上
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