2012年 直島特別例会
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◆南 竜徳(岡山政経塾 十期生)
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岡山政経塾 直島特別例会レポート
『心の余裕が生んだ産物』
周りを見渡せば、数々の島々、島を彩るアート、そこに共存する人々、そしてお年寄りの方々・・・
一年前の情景がすぐさま自分の脳裏に蘇ってきました。
しかし、島々を巡りながら、自分の気持ちに違和感を覚え、何かが違う・・・一年前とは明らかに何かが違う・・・
自分に問いかけた所、それは「心の余裕」でした。
昨年は初めての体験に、すべてを持ち帰ろうとしていました。五感を研ぎ澄ませ、目に入る物、耳に入って来る音、感じる風など・・・
感じるすべてを体一杯にして、島々を後にしよう。そう決めて臨みました。
多くの体験と、学びがあり充実した時間でした。
しかし今回の「心の余裕」があるのとないのとでは、物事の捉え方が違っていました。
余裕が無いと人間は考えようとしません。職務に追われ、時間に追われていては目的や目標を見失いがちです。そこに少しでも心と時間に「余裕」があると物事を客観的に見る事が出来、違った角度からとらえる事が出来ます。今回、ここに一番の学びがあった事、幸せに感じます。
時間に追われ仕事に取り組んでいる我々にとって、アートに触れる時間の大切さを改めて感じさせられました。
時にはゆっくり物事を見なきゃいけないのだと・・・
福武さんは話して下さいました。
夢を持たねばならない。夢を持っても必ず実現するとは限らない。しかし夢を持たずに夢は絶対実現しない。夢を持ち、そして人生の分かれ道に直面した時に自分の夢に近いほうに意思決定する。そうすれば最終的に夢が誘導してくれる。
「五感を最大限に働かせて、自然に接する。」これが自己の成長を促し、今こそ幸せの価値観を再認識しないといけないです。
夢を持ち続け、死ぬまで人から必要とされ続ける自分でありたいです。
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