2012年 直島特別例会
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          ◆赤木 智博(岡山政経塾 十一期生) 
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          岡山政経塾  直島特別例会レポート 
            『何事も体験しないとわからないと感じた2日間』 
             
             
             
            ●はじめに 
             私にとっての現代アートというものは身近なものではなく、これまで触れる機会はありませんでした。その上でアートとはともすれば受け入れ難いもの、価値を理解し難いものであるという印象がありました。思えば小学生から美術の成績は平均点以下しかとったことが無く、そのまま大人になっても芸術は敬遠してきました。 
             そこで今回私なりにインターネットで知識を集める事を前準備としアートから発信されるものを感じられる人間になる事を目的に直島特別例会に参加しました. 
             
             
1、アートに関して 
             実際に直島、犬島、豊島で数々のアートを見て思ったことは、単品でのアートではなく空間でのアートというものに驚きました。 
             特定の場所で決まったものを見るものという私のイメージを超えて、そこに存在する私達や、その時々の時間により見え方が違ってくる作品に新鮮さを感じました。  
             作品として見るだけでなく、その場の空間・時間と一体になる感覚がありました。 
             また現代美術は答えがなく、何を感じるのかは個人の自由と聞き私がイメージしていた学校の美術の時間とは正反対でした。 
 
             
            2、講演に関して 
             おかげさま横丁のお話しを聞かせて頂いて感じたのは徹底したこだわりです。 
             勿論売り上げや利益率を計算しつくした上で商品を選別しているとは思いますが、そこを度外視してでもこだわりぬいた商品を陳列し、それが結果消費者に受け入れてもらえたのだと感じました。 
             自分の信念にもとづいて自分が認めた物だけを売る。これは考え方によっては博打だと私は思いますが、追い求める事により成功されたのだと思いました。 
             福武幹事の講演は自分の弱さが原因で気持ちが落ち込みました。 
             時間の使い方、海外の考え方、幸せの定義、どれをとっても今の自分には出来ていません。20年間続ける5つの事を含めて自分が出来る事からとりあえず始めようと思い、まず時間の使い方について考えた結果、福武幹事かおっしゃったTVを見るな。これから始めようと思い毎週録画予約していたバラエティー番組を全てキャンセルしました。 
             
             
            3、豊島問題に関して 
             豊島問題に関して山陽に住むものとして無知であったことを恥ずかしく思いました。今回実際に現地を見学する機会を頂き、今後の処理施設が抱える問題点、これまで無責任に行動を続けた行政、人々を省みない業者、理不尽な全ての行動に憤りを感じました。 
             またこれほどの問題を知らずにいた自分自身、おそらく同年代にも複数いるのであろうこの問題を知らない人達がいることがどれほど危険なことであるかを考えました。 
             そうした無知がこの問題を野放しにし、大問題に発展した要因の一つではないかと考え、今後全ての人が問題を問題であると認識できる社会になることを願います。そこで自分ができる事と言えば同世代の友人、知人にこの豊島問題を伝える事だと思っています。 
             
 
            ●最後に 
             今回の特別例会は良く学び良く遊ばせて頂きました。関係者の方々ありがとうございました。 
             この例会で感じた事、学んだ事を一時的な感動に浸って終わるのではなく、継続して仕事や日常生活に活かします。また今回苦手意識を持っていて敬遠していたアートの世界や今まで聞いた事が無かった豊島問題に自分なりに学ばせてもらった事は、先入観は捨て何事も体験しないとわからない。この点を活かし大きく自分の今後の人生を変えます。 
 
            以上です。  
             
             
             
             
             
            
             
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