藤井美子(十期)からのレポート (その2)

NPO法人宮城復興支援センターの方の話によると、救援物資の配布、仙台市内が後回しになっている状態とのこと。(特に車で移動が少し困難なところ)
本日は仙台市内の後回しになっているところを中心に物資を配りに周った。
救援物資は、テレビで流れているところ、大きな避難所などは自衛隊が物資を持っていき逆に救援物資が余っている状況になるなど格差が激しい。
渡し方として最善の方法は、直接宮城復興支援センターに依頼がきたものを渡すのが無駄がないということ。
宮城復興支援センターは、@直接依頼を受けて渡すと共に、A目が行き届いていない小さい避難所に渡す、またB地元のラジオ局を使って物資情報を送ったりしている。

<救援物資の送り方>
段ボール一箱に一つの銘柄の物を入れる。段ボール箱に物品名を記入すると、荷物が着くと同時に避難所へ持っていけるためタイムラグがない。
例:子供用おむつMサイズ 72枚
やむを得ず何種類か箱に入れる際は、段ボール箱に、子供用おむつMサイズ72枚、タオル5枚など詳細を記入する。
*救援物資は欲しているものが日々変わっていくため、事前に確認をする
<仙台市内の状況>
街中は、段々と日常の生活に戻りつつある。飲食店も早い時間に終わるが、開き始めたお店が増えてきたとのこと。ライフラインは電気が一番早く回復。その後、水。未だに回復の見通しが立たないのが都市ガス。
今週に入りガソリンが少しずつ買えるようになってきた。(限度3000円)ガソリンを買うのに3時間待ち。
報道では、海側ばかりが目立っているが市内では津波ではなく、山津波の状態になっており、住めない住居が沢山ある。
<今後>
物資送付継続とメンタル(目に見えない支援)が必要とされてくるとのこと。
メンタルについては、生きる力となるもの、働く場所などが必要なのでは。
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