2004年 100km Walk

 
◆秋山 裕一(岡山政経塾 三期生)

「100km歩行」       平成16年5月4日


“足が痛いんじゃ”と思いながら振り返って書いています。結局自分自身の記録では70kmで終わりました。森脇さんは“もうええんか?”と訪ねられて“もちろん歩きますよ”と思いながら黙って車に勝手に乗ってしまいました。

歩く前には、準備万端と意気込みはありましたが結局終わってみると100kmをなめてかかった自分に気づきました。悔しさは無く、気持ちは晴々なのですが反省が残る歩行でした。

何が悔しいかと言うと恒が1番でゴールし宇野さん、林さんと特に身近な人が完歩すると彼らを尊敬してしまう自分が悔しいです。仙人のように見えた湊さん、私を置き去りにした一平や、ロボコップ井本、堀内監督にしろよくやったなぁと思います。

私は、55kmでこれ以上歩けんと感じました。柳井さんに足をがちがちに固めてもらい60kmまでを目標設定しました。人間は不思議に駄目だと思うと本当に出来ない理由を探し始めます。それもどんどん完璧な理由が浮かぶのです。私はその自分と戦いながら山のトンネルの中で自分の足に動〜け、動〜けと足のリズムに合わせ歌っていました。後で聞くと、恒本はミスチルの歌を歌っていたそうです。腹が立つぐらいの違いにビックリです。

うちの嫁さんは完歩できない事を分かっていたようです。毎日一緒にいると分かるのでしょうね。駄目なら早く止めろとしきりに始まる前から言っていました。少しは応援せいよと思っていましたが、やはり良く観察していたのだと思います。

2005年の100kmですが、まだまったく歩く自信はありませんが歩ける準備はしようと思います。せめて嫁には大丈夫と言ってもらえるぐらいの態度は示そうと思っています。本当にこの100kmの道中で起きた自分を忘れる事が無いくらい鮮明に何処で何を自分が感じたか思いながら次回にチャレンジします。

車に乗せてくれた森脇実行委員はじめサポーターの皆さん、本当に有難うございました。また、100km完歩した皆さんおめでとうございます。

来年は、70kmプラス30kmで100kmを24時間で歩ける自分を造ります。その時には皆様にまたお世話になりますがどうぞ、よろしくお願いします。