2005年 100km Walk

 
◆滝口 昭浩(岡山政経塾 4期生)

「24時間100キロ歩行」
                             平成17年5月6日


2日前に100キロ歩行を終えてまだ余韻の冷めぬままレポートしています。
100キロ歩行を決意して約2週間、準備はほとんど出来ないまま望んだ100キロでしたが結果的に60キロリタイヤで終わりました。
でもこの60キロは来年につなげる60キロ、自分の考え方を変える60キロでした。

準備期間の最初の1週間は5キロ、6キロ、8キロ、10キロと徐々に距離を伸ばしその後リュックを背負って10キロ、15キロという準備を考えていましたが10キロ終わった時点で風邪をひいてしまい思いっきり不安の残る100キロスタートとなりました。
しかも練習中に8キロ近くなると右ひざに痛みがあり目標は100キロどころか30キロが限界では?と思いながらのスタートでした。
リュックの中は諸先輩方からのアドバイス通りの物がぎっしり、まずは10キロ・・やはり右足ひざに多少の痛みが・・でも天気は思っていたほど暑くなく20キロ近くまでは楽に歩けました。

31キロ地点ではまだ快調・・「意外といけるかもしれない」そんな気持ちになっていた時、右膝をかばっていたため負担をかけた左足がおかしい・・しかもこの後は上り坂・・ただペースは悪くない、がんばらなければとひたすら歩く、そして40キロ地点にたどり着いたときのタイムは時速5キロペース。
しかしのぼりの坂道は自分が思っていたより楽に感じたため目の前に見える人をことごとく抜こうとスピードアップがたたってすでにピーク。
ここで三期生の恒本さんから「閑谷で待ってるから」の一言 また歩き出す。

45キロ ここでもういい絶対やめたいと思いながら後5キロで半分という思いで歩き出す。
50キロ 絶対やめてやると思い椅子に座るが一期生の柳井さんの暖かい一言「ここから上りだから楽だよ」一瞬・・そんなはず無いだろうと思いながらとりあえずあと1キロくらいは歩こうと歩き出すと後ろから柳井さんが去年の○○より早い、いいペースだと言われついつい55キロやっと終われる この後の坂は絶対無理だと思いながらそれでも歩き始める。

究極の上り坂しかも途中で野良犬ににらまれる しかしのぼりが比較的楽だったのは変らずペースアップさらに途中で2人の影・・・ついつい抜いてしまう。
60キロ地点でサポートの恒本さんに「約束どおりきましたよ」とそこまでは良かったがその後左足に激痛アイシングまでしていただいたのに経つことすら出来ず両肩を抱えられて車に 60キロリタイヤになってしまいました。

ただ最初に書いた通り自分の考え方を変える60キロというのは
当初、サポーターの方たちに色々声をかけて頂いていても手を振るとか「がんばりますよ」とかの言葉しか出てこなかった自分が、25キロあたりからサポーターの方たちを見つけると「サポートありがとうございます」と感謝の言葉が出ていたこと、人に感謝をして人を思いやることが自分を大きくすると今思います。
結果的には60キロでリタイアしましたが悔しさよりも感謝の60キロでした

今多少の足の痛みがありますが3期生の田中さんのアドバス通りぬるま湯に浸かりアイシング、冷シップを足に貼りまくって5日の日には外に出歩けるようになっていました。これも感謝です。
そして100キロ完歩できなかったら挫折するかと思っていた自分が今、来年に向けてもう一度と思っていることにもその忍耐力、精神力を与えていただいた方々に感謝です。
最後になりますがサポーターの皆さん、一緒に歩いた諸先輩方、同期のメンバー皆さんに感謝して
レポートを終わります。