2005年 100km Walk

 
◆井本 新士(岡山政経塾 3期生)

「感動をありがとう!」




 私に与えられた役割は最後尾についてサポートする役割でした。
 正直嫌だなと思う気持ちもあった。なぜなら自由がきかないこと、限られた人しか応援できないこと、全員にエールを送ることができないと思ったからだ。
 その予感は当たっていた。結局数人の方々の歩く姿しか見ることができなかった。
 しかしそのおかげで後方を歩かれている方々と深く接することができたこと、また歩かれている姿勢をとおして勇気づけられたことに感謝したい。
 
 「進むべきか?止めるべきか?」
 
 特に後方の方々は自己の限界を超えた中、そのような自問自答を何度も発したのではないかと思う。
 昨年は自分のためだけに歩いていたので正直心から楽しかったとは思わなかった。前回の反省をふまえて人の力になることを目的として参加した。しかしどこまでできたのだろうかと自分自身、疑問に感じるところもあった。
 
 「ただ、歩くこと。」
 
 その単純な行動から日頃人とどう接しているか、自分の人生に対してどのような態度で望んでいるかが見えてくると思った。
 正解はないが、日頃良く面倒を見られている方、明るい方、まじめな方、マイペースな方、ねばり強い方など歩かれている方々の姿勢、サポートされている方々の姿勢から多くのことを気づかされました。
 
 最後に、一人一人印象に残った方々の名前を列挙してもきりがないので、二人だけ上げておく。
 感動の場面に立ち会わせて下さった金関さん、河本さんに感謝します。人生は自立しているが、支え合うものであることを二人の姿から教えられました。
 
 本気って晴れ晴れとして素敵なものですね。
 
 感動を生み出し、数々のドラマを創り出して下さったみなさま一人一人に心から感謝します。ありがとうございました。