2005年 100km Walk
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◆大西 美加(応援サポート隊)
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「100キロ歩行のサポート隊に参加させていただいて」
だれもがキラキラしていました
参加前
2005年4月中旬、兄からの一言のメールから、私にとって初のサポート隊が始まりました。それは、 夜のサポーターが足りないので来れないかというものでした。イケメンがいっぱいいるという後続メールにも惑わされつつ、去年の兄の100キロ歩行がどんなものだったかという興味もあったので、参加させていただこうと思ったのでした。4日を休日にし、3日の仕事が終わってから閑谷へ直行し、途中参加をさせていただきました。
閑谷より
サポート隊に参加とはいえ、サポート全体会議にこっそり座ってイメージもつかないまま会議に参加しただけで、いまいち何をしたらいいのかわかりませんでした。当日仕事帰りに中途半端なテンションで恒本さんと合流したのですが、あとで考えれば、閑谷といえば、昼間の疲れがピークに達し、リタイヤ者が続出する場所に位置していました。私はとにかく、何をしたらいいのかわからず行ったわけですが、恒本さんに言われた通りにライトを照らしたり時間を記入したりと簡単に出来る事をさせていただきました。チャレンジャーの方に心からの声掛けをし、元気付けている恒本さんに比べ、私はみなさんの顔を知らず、ポンとその場に立ったまま、必要の無い恥じらいの持った小さな声で「がんばってください」と言うものの<こんなんじゃ、がんばってくださいという気持ちが伝わる言い方じゃないわ>という感じの言い方でした。そのときは、とにかく夜中は冬並みに寒い、寒すぎる!おじさまパワーが素晴しい!チャレンジャーの方のガッツが並大抵ではない!このがんばりはどこから来るものなのか?などなどいろんな思いが私の頭のなかをグルグルと回っていました。
明け方まで
閑谷を離れると殆ど車の中で、さらに私の無力さを思い知らされました。道がわからない為運転もせず、時折(?)恒本さんのご好意で居眠りまでさせていただいて、チャレンジャーの方の横を通る時に声をかける事も十分では無く…。サポート隊である私は、少なくともチャレンジャーの方より体力が残っているはずなのに、気合が足りないなと自分自身の甘さに情けなくなりました。私がサポーターとして来た意味はあるのだろうかとさえ思うようになりました。それにしても、恒本さん宅の赤ちゃんの携帯待ち受け画面を何度か拝見し、癒されました!恒本さんの元気の源! そういえば、確か、男前の小山さんが「恒本は化けもんじゃー」とおっしゃられていましたが、去年まだ暗い中ゴールした恒本さんがどれだけ凄いかという事を「化けもん」と表現しておられて、ちょっと面白いとおもいました。そんな化けもんの恒本さんの元でサポートさせていただけ、自分とは本当に全然関係ないのに、勝手に誇らしく思っていました。
ゴールまで
途中からは妹尾さんとのサポート車となり、瀧&本郷ペアに付きました。妹尾さんは二人以外の近くを歩かれるどなたのこともご存知で、キュートな笑顔で且つ、絶妙なタイミングで言葉をかけていました。私といったら結局いることしか出来ない無力さを改めて感じざるを得ませんでした。瀧&本郷ペアが終盤で、何度も立ち止まり、休憩しては歩きを繰り返している中、私は今までの人生で「もうこれ以上歩けない」と思った限界地点がどんなに短い時間と距離だったかと考えていました。いや、もうこれ以上歩けないと思う前にすぐ休んで、何においても限界というものを本当の意味で感じるほど頑張った経験は、無いと思います。今日も華奢なハイヒールを履いて、少し歩いていると、もの凄く痛くなってきたのですが、それ以上の激痛が足にきているにも関わらず、黙々と歩き、私たちの声かけに応える瀧さん、そしてすでに限界なのに私に天使の笑顔を向ける本郷さんがそこにいたのです。絶対絶対ゴールしてほしい!!!中途半端なテンションで始まったサポート隊活動終盤でほんの少しチャレンジャーの皆さんとの心の距離感が縮まった気がしました。このペアがゴールしたときは密かに涙が出ていました。
最後に
何も出来なかった私ですが、今回サポートという役割を与えてくださった岡山政経塾の皆様、本当にありがとうございました。そして、平一兄さん、サポーター隊長本当にお疲れ様でした!今回私から与えたものはかなり少なかったですが、私にとっては気づく事の多い、濃い半日でした。岡山政経塾は世代男女を越えての、会社でもない不思議な結束力や友情?がある、一言では「面白い」団体だとおもいました。今回の経験で一貫して感じていたのは、心の中で私は「岡山政経塾生ではない」=「よそもの」であり、チャレンジャーの方やサポーターの方の「一体感」、一つの大きな目標に向かっている「ひた向きさ」に対する羨ましさでした。考えてみれば、今私の世界は非常に狭く、会社内での小さなことにクヨクヨし、あーでもない、こーでもないと後ろ向きな気持ちになる事が多い日々を送っています。自分自身の中に一本通った指針の様なものがあれば、やる気の無い生活から脱却し、何事もプラスにとらえる物の捉え方に切り替えられるように思います。100キロ歩行とは離れますが、そういう意味で、岡山政経塾の方は背景こそ違えど、とにかく個が光り、魅力的な方が多いと思います。一本通った何かを持っている方が多いと感じます。個が輝くためには流されない強さと、柔軟さが必要と考えます。100キロ歩行にもそれが通じるところがあるように思います。「歩きつづけよう」という強い精神力と、アドバイスを素直に聞き入れる柔軟さ。私自身もそういう人になっていきたいと思います。100キロ歩行に参加しているチャレンジャーやサポーターの方が本当にキラキラしていて、美しく、魅力的でした。岡山政経塾それは、男前と、イケメン、イケウィメンが本当にいっぱいいる団体でした!
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