2006年 100km Walk

 
◆上田 泰輔(岡山政経塾 5期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
<私の100km歩行>



 初回の挑戦にして、22時間45分完歩することが出来ました。
もしこの世の中100%が上限だとしたら、50%皆様に感謝、50%自分を褒めるそんな気持ちです。この割合が正しいかどうかは分りませんが、この100kmを完歩出来たのはこの時間私に係わって下さった幹事の皆様・サポーターの皆様・チャレンジャーの皆様のお陰だと思っています。そしてこの100kmの間の、感謝する人・物を上げていくと数限りなくあり、いかに私自身が多くの支えによって生きているのかがよく分る貴重な体験でした。そして、日ごろ自分自身を見つめる機会・時間が無い中、完歩出来た自分を認め、褒めてあげたいと思いました。



今回私が100km歩行を完歩出来た要因は5つあると思います。
1つ目は私に係わって下さった皆様の存在です。
 幹事の皆様・サポーターの皆様・チャレンジャーの皆様の直接的な係わりもあり、沿道から全く知らない方の「頑張れ〜」の声、それら1つ1つが私の力の源泉になったことをよく覚えています。この全ての係わりが私を完歩に導いたのは間違いありません。

2つ目は必ず歩くという決意です。
 これは、遡る事10ヶ月前、岡山政経塾OBの秋山さん・林さん・恒本さん・柳井さん他の方々に「完歩出来ないよ。」とか「1回で完歩しないとね!」とか、色々な意味を含み言われ続けました。その時から決めていました。「必ず歩く」と。いつもの通り決意だけは早かったです。まだ入塾も決まってないのに・・・。

3つ目は事前準備です。
 決意し、試し歩行15kmをしたのが去年の12月でした。その時から、歩いたり歩かなかったりし、本気の練習は3月の後半位からで時間をみては歩く練習をしていました。まだ入塾も決まってないのに・・・。

4つ目は整った環境です。
「整った環境」とは、常に100km歩行中は自分との戦いをしており、すごく気付きにくい部分でしたが、今こうしてレポートを書き、思い返してみるとふっと気付く事がありました。それは、「チャレンジャーが歩くことに専念できる環境がある。」という事でした。幹事・サポーターの皆様が事前打ち合わせ・事前コース下見会・事前コース挨拶回り等を行って下さっており、当日私達が道に迷わず、近所の方から大きなクレームもなく、歩く事に専念できたのは間違いなく幹事・サポーターの皆様の力だと改めて気付いたのです。こんなに素晴らしい環境設定をしてくださったのも私が完歩出来た1つの要因かと思います。

5つ目は来年はこんなえらい事はしたくないという思いです。
 50km過ぎから足の痛みと私の場合お尻の痛みもあり、65km過ぎからはまめが出来腰も痛くなり、70km過ぎからは腰・お尻・足と全てが痛く、苦痛との戦いでした。多くの方の支えを頂きながらも、来年は絶対こんなことはしたくないという思いで一杯でした。こんな思いですら私を前に進めたのです。
以上5点です。細かい点はもっと多くありますが、1つ1つに感謝と私の動機付けがあります。



【まとめ】
 この100km歩行、私自身が得たものは「やれば出来るという自信」と「感謝の気付き」だったと思います。「100km何の意味があって歩くの?」「目的は?」という方もおられるし、100km歩行を人生に譬えた方もおられます。100km歩行をして初めて気付くのですが、正しく人生そのものです。何か事を起こすときの事前準備、成功(ゴール)するまでの自分との戦いそしてその過程での多くの気付きと多くの方々の支援、成功(ゴール)した時の満足感と成長した自分(自信)へと。この流れは正しく人生かと思います。そして、正しく100km歩行を完歩した私は溢れんばかりの満足感と何事もやれば出来るという自信を得れたと思います。

 また感謝ですが、本当に多くの感謝をしました。そして今もこのレポートを書きながらも多くの感謝を感じています。そして感謝すればするほど、そこには多くの方々の存在や貴重な資源(物・自然)があるものです。本当にありがたい気付きです。
 こんなにも1人の人間が24時間という限られた時間の中で色々な感情を出し、色々な気付きを頂けるこんな素晴らしい企画はそうそう無いかと思います。
恐るべし岡山政経塾、恐るべし100km歩行と感じています。
 楽しくそして辛いそして気付きの多い100km歩行でした!!


 
【来年への意気込み】
 今回はチャレンジすることで多くの気付きを頂きました。来年はサポートー隊に入隊し、違う100km歩行を見て多くの学びをしていきたいと思います。そして、来年のチャレンジャーに最大の支援をしたいと思います。

本当に学びの多い100km歩行でした。改めて幹事の皆様・サポーターの皆様・チャレンジャーの皆様、本当にありがとうございました。