2008年 100km Walk

 
◆佐藤 千景 (岡山政経塾 6期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロサポートで考えたこと」




昨年完歩させていただき、今年のサポート隊に参加することをとても楽しみに、一年間待っていた。
自分たちのウォークを、サポートしてくれた去年の先輩方や、幹事の方々への返謝もさることながら、もう一度あの感動を味わいたいと思いが大きく強くあったからだ。
しかしそんな自分中心の思いはサポート以前に見事に砕かれた。
担当していたチェックポイントに到着する時間に間に合わず、なんとチャレンジャーとすれ違ってしまったのである。
自分の想定の範囲が狭すぎたことを任務に就く前から後悔することになった。
初チャレンジで完歩することは尊いが学びは少ない・・・。まさにそのとおりである。
懐中電灯を何人分も用意して備えていた山田さん。
途中の補給を栄養学的に考え兼備していた江草さん。
出張診療所さながらの田中君。 などなど想定の範囲の広い方もたくさんいた。しかし私の、心と物の準備は甘かった。
サポート隊とはあくまで主役のチャレンジャーを陰で支える人。そしてその支えはリードでなく後ろからの支え、つまり安心して力を出し切ってもらうためのもの、という大きい覚悟が必要だった。そして自分も楽しむという希望も小さくもって臨むべきだと考えた。
これを今年の反省と来年の抱負にしたいと思う。
想定の範囲外のことが次々と起こる中、瞬間々々の適切で迅速な判断で、サポート隊を見事に指揮した源さん。
あっぱれおみごとな名将でした。