2009年 100km Walk

 
◆栗尾 成洋(岡山政経塾 2期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロ歩行にサポートとして参加して」




 5月2日朝9:00。毎年恒例のように後楽園にいました。
 ただ、昨年までと違うこと。白衣の天使たちがいたことと、とてもリラックスした気持ちで集合していたことです。昨年までの「今年こそは・・・」という思いつめた気持ちはなく、こんなに気楽でいいのかとさえ思いました。
 小山事務局長に、「100キロ歩いた後のサポートは、また違う。」と言われ、このリラックス感のことかと思っていたら、当然違いました。

 40キロ、50キロ、60キロ。距離が進むにつれ、多くのチャレンジャーがぼろぼろになっていきます。自分がリタイアしたときのことを思い、歩ききったときのことを思いました。昨年、私が長い100キロを歩くことができたのは、サポートのみんなの応援や力添えがあったことを思い、チャレンジャーを励ましながら、昨年の自分を励ましているような感覚でした。
 どうにか24時間以内に100キロ歩く手助けをしたい。そう思いながらのサポートは、100キロ歩く前にサポートとして参加した時とは違う気持ちでした。それまで、ただ歩くことを目的としていたわけではなかったのですが、どこかであきらめの気持ちも一緒に持っていたように感じました。昨年感じた、心の持ちようで限界が変わりうるということを改めて感じることができました。
 そして、ふらふらになりながら100キロを目指す様子に、自分自身の普段の心の持ちようも考えさせられた24時間でした。

 どなたかに、チャレンジしたぶんだけサポートするもんだと言われました。自分は4回チャレンジして今回が3回目のサポートでしたが、チャレンジした回数とは言わず、来年も再来年もゴールデンウィークは100キロ歩行になるんだろうなと思っています。