2009年 100km Walk

 
◆藤井  勲(岡山政経塾 7期生)

岡山政経塾100km歩行レポート
「「100km歩行」のサポートについて



「ふ〜。しんどかった。」
 何がしんどかったかといえば、疲れ果てているチャレンジャーへの励まし方だった。
どう声をかけていいのか分からず、チャレンジャーのペースに併せて、ただただ一緒に歩いていた。
 昨年歩いているときは、サポーターの声援が本当に心強かったのに、いざ、自分がサポーターとなると、励ましの言葉が素直に出なかった。
 「分かってるよ。一生懸命歩いているよ。限界だよ。」とチャレンジャーのゴールに向かって歩いている姿から聞こえてくるようだった。
 しかし、終盤にかかり、何とか時間内に100km歩いてほしい気持ちが強くなり、昨年私が受けた励まし、いや励ましではなく−強い指導−を思い出した。
 休みたい。休めば歩ける。と自分に言い聞かせていた時に、「休まず歩け。ゴールについて休め」と強い口調で激励してもらった。
 言葉は違ったが「今のペースよりもう少しペースアップしよう。次のポイントまで休まず、歩こう」と声をかけた。
 本当に平島からゴールまでの歩行は自分の弱さと自分の本当の力を確認できるコースだ。
 しかし、最後にあんな劇的な瞬間がまっているとは想像しなかった。
 本当に津村さんお疲れ様でした。偉そうなことばかり言って、すいません。
 ただ、先輩たちの助言は素直に聞いて損はないですよ。
 この1年間、素直になって、みんなの声を聞いてください。
 私も100km歩行を経験して、素直になろうと思った男です。

                             以上