2010年 100km Walk
|
|
◆古賀 俊洋(岡山政経塾 8期生)
|
岡山政経塾100km歩行レポート
「1年越しの完歩」
はじめに
2度目の挑戦の100km歩行。昨年は左関節と右股関節が動かなくなり、気力はあるが体が動かなくなり70km時点での無念のタイムオーバー。あれから1年。1年越しでやっと完歩できました。改めて振り返ってみると、西原幹事がスタート前のご挨拶の中で人生に例えられていましたが、本当にそうだと感じました。何が昨年足りなかったのか?なぜ今年は完歩できたのか?冷静に自分を分析してみたいと思います。
昨年と今年の違い
昨年と今年では私周辺の状況は大きく様変わりしました。まず仕事が変わりまして、昨年は自営をしていて比較的、時間の融通が利き練習量では圧倒的に昨年の方が多かったです。今年は昨年12月より街創りの会社に入社し、新事業の立ち上げもあってか、なかなか自分の時間が取れず、全体練習は数えるほどしか参加できませんでした。個人練習もままならず、また当初、実行委員長に任命されていながら、職務を全うできず、三島さんに途中から代わってもらいました。
次に家族が増えました。40過ぎての第一子です。まだ妻のお腹の中で、実際まだ実感が湧きませんが責任感が増したことは事実です。
冷静に今の自分と向き合う
今年は前述で述べたように、「体の準備」は満足いくものではありませんでした。しかしそのことが冷静に自分の体について向き合うことができ、昨年の反省を生かすことができたのかも知れません。今年は同期の吉田君の紹介でスポーツDrに歩き方を含めチェックしてもらい、結果、歩き方に問題があることが分かりました。少ない練習量だからこそ、教わった正しい歩き方を全体練習の中で、意識して体に叩きこみました。また政経塾OBで整体師の田中一平さんにストレッチの仕方も指導していただきました。
昨年は練習さえすれば完歩できるのではないかという慢心があったのでなかろうかと思います。昨年はその慢心もあってか無計画な100km歩行だったのかも知れません。今年はいつ関節が痛くなる恐れを持ちながらでありましたが、昨年の反省を生かし計画的な歩行を心がけました。
@ 自分のペースを絶対崩さない。
Aまめにストレッチをする。
B無駄に休憩は取らない。
Cゴールまで地面にお尻を付けない。
D今年は必ず炊き出しを食べる!を念頭に置き歩きました。
不安から安堵感へ
少なからず自分にプレッシャーをかけていたこともあり、歩行しながら内心は本当に完歩できるか否か、不安でいっぱいでした。逆に不安だったことが冷静に、客観的に、計画的に歩行できたのかも知れません。少し前までは今年は「リベンジ」と息巻いていた自分がいましたが、ゴールした瞬間は、あまりにも冷静な自分がそこにいて、以前に思い描いたゴールとは違うものとなりました。当然、嬉しい気持ちもありましたが、正直なところは安堵感の方が強かったように思います。
最後に
サポートしていただいたOBの諸先輩や同期のみんなには、多大な配慮をしていただき、本当にありがとうございました。あのサポートがあったからこそ、不安な心を和らげ、熱い激励は勇気に変えてくれました。また共に歩いた今年のチャレンジャーからも勇気をたくさんいただきました。来年からはサポートする側に回りますが、この2年の経験を来年歩く人達のお役にたてるよう努めたいと思います。
|
  |
 |
|