2010年 100km Walk
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◆中村 徳秀(岡山政経塾 5期生)
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岡山政経塾100km歩行レポート
「100キロ歩行レポート」
2010.5.12
【1.100キロ歩行サポートにあたって】
「今まで経験していない場面でサポートしたいと考えた。」
2006年にチャレンジャーとして参加してから、はや5年目の100キロ歩行である。今の自分は100キロ歩行に何を求めるか熟考した。出た結論は、チャレンジャーが苦闘する深夜から朝のサポート。なぜか。素直に今までに経験していない場面でサポートしたいと思ったからだ。
【2.実際にサポートを経験してみて】
「ゴール直前、その人の人間性が現れる。」
私の持ち場は98キロ地点誘導ポイント。誘導という任務を遂行しつつ、一方でチャレンジャーの方を観察させて頂いた。(大変失礼ではあるが。)
感謝の念を述べて下さる方。元気に挨拶・声をかけて下さる方。ハイタッチをして気分を盛り上げて下さる方。何もおっしゃらず、黙々と歩かれる方。怒ったような口調で進む方向を尋ねられる方。(私にはそう受け取れた。)
皆、100キロゴール直前、心身ともに限界が近い状況での反応はまったく違ったものであった。当然といえば当然である。
つらい時こそ、他者への心遣いを忘れず行動すると人の胸を打つ。極限状態での立ち振る舞いではまさにその人の人間性が試されているのではなかろうか。ひるがえって自分は追い込まれた状態の時こそ、他者へのやさしさ、心遣いといった行動をとらねばならないと強く感じた。
【3.総括】
「100キロ歩行の学びは無限大。」
私は100キロ歩行が単純に好きである。人間の生々しい部分で形作られているから。毎回違った学びがある。自分のその時に置かれている状況・心理状態によって求めるものがあり、それに対する回答を得られる。そして何よりも参加されるすべての方々から元気を頂ける。来年以降もゆるされる限り、参加し続けたい。
最後に、今回も私に学びの場を与えて下さった、100キロ歩行に携わるすべての方々に心より感謝申し上げたい。
以上
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