2011年 100km Walk
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◆南 竜徳(岡山政経塾 10期生)
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岡山政経塾 100km歩行レポート 2011年5月14日
「暗示をかける・・・(言葉の魔力)」
誰かの為にではなく、誰かと共に・・・
(1)100キロに挑戦するにあたって
以前、個人的に100キロ歩行に挑戦させて頂きました。その時はとにかくがむしゃらに、無我夢中に歩きました。
勿論その時にも、なんとなく感謝、感激、感動は感じれてたように思えてました。しかし人間時間が経つと忘れてしまうんですよね。
100キロ歩行を決めた時には!!!
2回目とは違う感覚を味わいたい!もう一度自分を奮い立たせたい!自分が歩く事で皆をも奮い立たせたい!
また、自分の心の余裕を何かで埋め尽くしたい!感謝の気持ちを持ち続けたい!自分に負荷をかけ成長したい!色々な思いが飛び交ってました。
自分の慢心していた事に対しての警告だと、出会うべくして出会ったんだと・・・
そう自分に暗示をかけ、今回2度目の100キロ歩行のドラマが始まりました。
自分は出来る!必ず完歩する!必ず成長する!感謝、感激、感動を必ず感じて見せる!そう信じて・・・
とにかく歩くにあたって関わるすべての人々と共に同じ時間を全うする!沢山の出会いが私を更に高めてくれました。
(スタートするまでの時間・・・)
トレーニングを通してサポーターの先輩方々、一緒に歩く先輩、同期の皆さんとの絆を深める事が出来、心と体のバランスが整った状態で当日を迎えました。
お互い不安な気持ちをメールを通してぶつけ合ったり、相談しあったりと、すべてはあの10期生メールや先輩方からのメールから始まっていた。

(歩行中)
コンディションは万全だが、何を感じる為に歩くかは不安定なままスタート!
歩きながら色々な思いが巡り巡り、その結果「皆のゴールシーンを全部ゴールで見届けよう!」
とにかく一番でゴールしなければ意味がない!!そう決意し、いつもの自分のペースで歩き始めました。
※10キロポイント※
土手の下からのサポーターの皆様がとてもまぶしくて、頼りがいのある素晴らしい集団に心強さを感じました。
※20キロポイント※
すでに周りには誰も見当たらず、この先の孤独との戦いを予感させる時間でした。
※30キロポイント※ 備前体育館に向け最初の山道、ここで途中、会社のスタッフのお母さん、お姉ちゃん、妹さんの美人三人に出迎えられ、俄然元気が増す!!
※40キロポイント※ 足は若干の違和感だけで、まだ問題はない。備前体育館にて初めてマッサージを受けこの先の戦いの準備を整えてもらいました。
柳井さん軍団に何故か・・・過剰サポートを受ける(笑)
※50キロポイント※
伊里にて・・・いよいよ楽しみにしていたた閑谷までの道のり・・・戦いの前にサポート隊の方から防寒の準備を勧められ、懐中電灯を頭に乗せ、上
着に袖通し、いざ閑谷へ・・・
※60キロポイント※ 道中、薄暗さ、孤独、足の違和感、と楽しく闘いながら、魔のトンネルを抜け、炊き出しのチェックポイントに到着!!
腹ごしらえをさせて頂き、いざリバーサイドへ!!!
※70キロポイント※
ここでは、会社のスタッフ全員が駆けつけてくれて、これからの最後の戦いに弾みをつけてくれました。
あまりの嬉しさに走って、皆に元気と勇気を貰いました。スタッフをも巻き込んでよかったと感じた時間でした。
※80キロポイント※
残り20キロしかないという寂しさと、あと20キロで終わるという嬉しさが行き交う。足はこれまで痛みと楽しく付き合ってきましたが、かなりの痛みを感じていました。特に足首、左ひざの後ろ、右の甲の辺り・・・ただ!!なんせ100キロです!! 痛くならないはずが無いんです。
痛みを感じさせてくれる健康な体にありがとうございますと・・・
※90キロポイント※
いよいよ残り10キロとなりゴールに向けてのカウントダウン。もうここまでくると痛みは、どこが痛いとかっていう問題ではなく痛みが足全体に広がり、疲労感、孤独感、が最高潮を迎えてました。
ただ最後までこの体の状態を楽しもう、楽しもうと暗示をかけ、新幹線高架下を高島までただひたすら目指す。新幹線だとあっという間な時間があの時間帯にあの体の状態で歩くというのは、本当に長い時間でした。しかしこれも何かの試練なんだと暗示をかけ、楽しもう、楽しもうと言い聞かせる。
※ゴール※
就実の下の辺りの河川敷を歩いてるあたりから、涙がボロボロと出だし、「よくやった!!」「みんなのおかげで完歩出来そうです!」などと一人声に出していると、どんどん涙があふれ出し、止めれなくなる始末・・・
しかもゴールテープの前には西原幹事、サポーターの先輩方が迎えて下さり、溜まっていたものが一気に溢れだしました。
涙は出ないだろうと思っていたんですが、やはり100キロの感動は計り知れないです。
最後西原幹事、サポート隊長の波多様と健闘を称えあい抱き合って100キロの長い長い旅を終えました。西原幹事、波多隊長鼻水付けてしまい申し訳ございませんでした。
(2)10期生との出会い
同期として、支えあい、励ましあい、助け合い、競い合い、己の成長を高めあう。お互いの歩く姿をそれぞれが見て奮起する。
「大丈夫!大丈夫!絶対歩く事出来ます!。」声を掛け合う。この同期との出会い無くしては100キロは語れなかったです。
同じ目線で同じ立場で歩んでいく!!!皆様との出会いに感謝です。
(3)先輩、サポート隊の方々との出会い
「がんばれ!がんばれ!・」「いいペース、いいペース。」「余裕そうやね〜。」「楽しそうだね!。」こういった言葉によってチャレンジャーを奮い立たせ、勇気づけチャレンジャー全体を完歩へと導く。
(4)幹事、事務局長の存在
自ら手を下さず、大きな柱として存在する。チャレンジャー、サポート、この二つがお互いを高めあうのに絶対的安心感があるんです。
西原幹事「先頭を抜け〜(笑)追いつけるぞー。」
小山事務局長「1位でゴールしろー!!!!。」
絶対的安心感のある方々からのお言葉・・・暗示をかけられるんです。
そして・・・最後に・・・
すべての方々が幸せであり続ける為に・・・
それぞれの立場で各自の役割を全力投球した時に、小さな力が合体し大きな力に変身し、偉業を成す。
チャレンジャー、サポート両方に沢山の学びのある時間だったに違いありません。
今後としては自分自身は100キロにはチャレンジしたいと考えております。勿論サポート役も沢山の学びがあるのも今回しかっり肌で感じる事が出来ました。見てる以上に大変だとも感じました。しかし100キロという未知の領域は歩いた人にしか分からない何かが潜んでいます。一年に一度しかないんです。
チャレンジし続けたいと思っております。
支えて下さった皆様心の底からありがとうとお伝え致します。
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